『少しでもスタイルがよく見えたい』
誰もが思っていることだと思いますが、スタイルをよく見せるスカートの丈選びって結構大変じゃないですか?
店頭で試着してみて、もしくはネットでのお買い物で「これいい!」と思っていざはいてみると、「・・・?なんかちょっとおかしいかも・・・」なんて経験はきっと皆様もあるはず。そこで今回はスカート丈の種類ごとに「こう見えるよ」という簡単な例を。
また身長もスカート丈には大事なポイント。スカート丈で悩みの多い低身長さん・高身長さんがどう見えるか、着こなしのポイントも合わせてご紹介致します。
参考にして、自分に似合う長さを発見してください。
目次
脚の形のこと
『脚』というのは付け根から指先までのことを指します。
※ちなみに『足』は靴を履く部分のこと。
『脚』といっても性格同様十人十色。
骨格もお肉の付き方もさまざま。
しかしながら構造というか造形はみんな一緒。
ウエスト(一番くびれている部分)から腰骨にかけて膨らみヒップを頂点にして膝にかけて緩やかに細くなっていき、膝で一度くびれてふくらはぎの頂点に向けてまた膨らみ、そして足首できゅっとしまる。
一旦ざっくりと脚の形を3つのタイプにわけてみましょう。
ここでのタイプは正面から見たときののシルエットを指します。
・『逆三角』シルエット
脚の細さに比べ、ヒップが大きく逆三角のシルエットの方
・『I』シルエット
腿・膝・ふくらはぎ・足首にかけてそこまで凹凸がない方
・『砂時計』シルエット
腿・膝・ふくらはぎ・足首それぞれにメリハリがある方
各シルエットでしっくりくる・こないが決まってきます。
ご自身の脚はどのシルエットかざっくりでいいので当てはめてみてください。
では丈別にみていきましょう。
膝上丈
丈にもよりますが、膝上10cmだと当たり前ですが膝上10cm~15cmくらいががっつり見えます。
この丈感は「元気に」「健康的に」な印象。
一番太い部分が隠れ細くなりだす部分から見える部分が多いため、脚がきれいに見える丈です。
▼丈の名称
・ミニ丈スカート
・膝上丈スカート
▼似合うメーター
逆三角さん★★★☆☆
Iさん ★★☆☆☆
砂時計さん★★★★☆
膝丈
膝丈スカート丈は、ここから短いとか長いとかを判断する、いわば見た目の基準になる丈感。
膝が見え隠れするため女性らしい印象。
一番オーソドックスな丈といえるかもしれません。
膝が隠れやすい丈感は露出しすぎないため、オフィスなどでも使いやすく通勤服としても便利な丈感です。
▼丈の名称
・膝丈
・膝下丈
・ミディー丈
▼似合うメーター
逆三角さん★★★★☆
Iさん ★★★★★
砂時計さん★★★☆☆
膝下10cm
ふくらはぎのちょうど膨らんでいる部分で切れる丈。
ちなみに私が一番難しいと感じている丈です。
着こなし方によってはふくらはぎが太いと感じさせてしまう事もあるため、コーディネートでカバーすると◎。
ですが膝は見えず、露出も抑えられているのでナチュラルな印象を与える丈感です。
▼丈の名称
・ミモレ丈
▼似合うメーター
逆三角さん ★★★☆☆
Iさん ★★★★☆
砂時計さん ☆☆☆☆☆
ロング丈
みんな大好きロング丈。
形や素材・あわせるものにもよりますが、露出が少ない分カジュアルさやナチュラルさがアップする丈です。
脚の部位の中で一番細い「足首」のみが出るので、体型に関係なくだれでもが楽しめる丈。
▼丈の名称
・ロング丈
・マキシ丈
▼似合うメーター
逆三角さん ★★★★★
Iさん ★★★★☆
砂時計さん ★★★★★
※Iさんの場合は足首とふくらはぎの差がそこまでない人はマキシ丈の方がオススメ。
低身長さんと高身長さんの丈問題「見え方と着こなし方」
それぞれの丈の特徴や似合う体型がわかったところで、スカート丈を考える上でもう1つ忘れてはならない事が【身長】
低身長さん・高身長さんにとってスカートに限らずボトムスの「丈」はコーディネート全体のバランスに大きく関わってくる部分なので、自分がどう見えるかという大事な問題。
ここからはそれぞれの丈を背が低い女子と背が高い女子が着るとどうなるのか、着こなしのポイントをご紹介致します。
膝上丈
低身長さんの場合
膝上丈スカート、そのなかにはミニスカートもありますが、低身長さんが膝上丈スカートをはくとコーディネート全体の重心が上になるので脚がスラっと長く見える効果があります。
ただ脚の露出が多くなる分、子どもっぽく見える場合もあるのでスカートの素材選びや形選びを気をつけると◎。
高身長さんの場合
ミニ丈を含む膝上丈スカートは高身長さんにとっても脚をスッキリ見せてくれる丈ではあるのですが、背が強調されてしまう場合があり、また小柄さん同様に肌の露出が増えます。小柄さんと異なるところは肌の露出する部分の絶対数が増えるのでちょっと大人過ぎるように見えがち。
高身長さんも形や素材選びはもちろん大事ですし、肌の露出する絶対数を減らす為にロングカーディガンなどの長めの羽織で露出する量を調節してあげる事も◎。
膝上丈は低身長さんも高身長さんも秋冬になるとロングブーツやタイツという露出を減らしてくれる強い味方が現れるので、秋コーデや冬コーデならどちらの身長の女性もより着こなしやすくなりますよね。
春夏ならレギンスなどを上手に使ってみてもいいですよね。
膝丈
低身長さんの場合
ミディ丈といわれる膝丈スカートは膝上・ミニ丈スカートと同じように背が低い女性にとっては比較的はきこなしやすい丈。
やはりこちらも少し露出が多めにはなるので子どもっぽく見せないような素材感・形選び、コーデにするとことがおススメ。
高身長さんの場合
膝丈スカートは高身長さんにとって微妙に短く感じやすい丈なのでバランスが難しい。子どもっぽさや若作り感に繋がることも。
こちらも形や素材感選びに注意してみましょう。
膝丈も低身長さん・高身長さんともに秋コーデ・冬コーデは膝上丈同様にコーディネートしやすくなるので秋冬は特におすすめ。タイツやブーツを履ける季節は短め丈にチャレンジしやすいからいろんなスカートコーデを楽しむことが出来ますよね。
膝下10cm
低身長さんの場合
ミモレ丈と言われる膝下10cmくらいの丈のスカートと低身長さんはちょっと難しい関係性。重心が下がるのでバランスが取りずらく、難易度があがります。
もしも小柄さんがミモレ丈スカートを着こなすなら、ハイウエストタイプを選ぶ・トップスをタックインする、などして重心をあげると着こなしやすくなります。またリミットが多すぎるとバランスが取りずらくなるので、リミット数を減らしてすっきりとまとめることもいいですよね。
リミットが気になる方はこちら
”なんかダサい…を解決!ファッションのバランスは【リミット】が決め手”
高身長さんの場合
ミモレ丈スカートは高身長さんにとって得意技で似合う方が多い丈感です。
背が高い女性はミモレ丈スカートを着ても背が低い女性のように重心が偏ってみえにくいのでスッキリと着こなす事が出来ます。この丈は背が高い女子にとっての強い味方です。
ロング丈
低身長さんの場合
ミモレ丈同様にロング丈を背が低い女子がそのまま着ると重心が下がるので着こなしに工夫をすると◎。
ただこのロング丈はコーデに気をつければ切れ目が少なくてすむアイテムなので小柄さんにとっては実はとても強い味方。
コーデはトップスインをして上半身をコンパクトにまとめることがおススメ。またハイウエストも膝下ミモレ丈同様スッキリ着こなす強い味方です。
もしもトップスもゆるいもので着こなしたい場合は、ベルトでウエストマークすれば上半身にコンパクトな部分を作ることが出来るのでぜひ試してみてくださいね。
高身長さんの場合
ミディ丈スカート同様にロング丈スカートも高身長さんは重心が偏って見えにくいので背が高い女子にとってはコーデしやすい丈感です。
もしもマキシ丈スカートを着ると迫力が出過ぎるような気がする、と思われる方は「甘辛」コーデなどでちょっとかわいらしさや女性らさを足してあげると迫力が弱まるので一度試してみてくださいね。
低身長さん・高身長さんともにスカートを買う時に気をつけることは、「自分にとってどれくらいの丈になるのか」という事。
お店に足を運ぶなら出来る限り試着して、実際どれくらいの丈でどんなふうに見えるのかを確認する事。
ウェブでお買い物するなら、着用コメントなどで自分と似た体型の人がはいてどれくらいの丈や雰囲気になるのかを確認する。
丈は体型でも変わってきます。またフレアスカートなのかタイトスカートなのかによってもはいた時の丈の見え方はだいぶ変わってきます。自分がこのスカートをはいたらどれくらいになるのかをきちんと確認してから買うとコーディネートしやすいですよね。
おわりに
丈の終わりは視線のはじまり
これが重要です。
太いところで終わってしまうとよけいに太く感じさせてしまうだけなく、気になる部分に目線もいかせてしまいます。
自分の脚のどの部分に丈の終わりがくるのかをしっかりと確認してみてくださいね。