体型別着こなし

胸が大きくてコーデに悩む女性にスタイリストから伝えたい5つのコツとアドバイス

体型にまつわるファッションの悩みは人それぞれ。
胸の大きい人にとっては「実際よりも太って見える」「胸が強調されてしまう」など洋服を着る時に悩ましい問題も多いと思います。
そこで今回は胸が大きい人がスッキリ見えするスタイリスト直伝の5つのコツとアイテムを選ぶ時のポイントをご紹介いたします。

まずは素材選びのコツを。
単刀直入にいうと張り感のある素材のものをチョイスするのがおすすめ。

Tシャツやカットソー、ニットでもそうですし、シャツなどに使われる布帛もです。
胸の大きさで悩んでいる方が一番避けたいのは「胸が大きい!」と強調されてしまうこと。体にフィットしてしまうとまさにそれが起こってしまいます。

張り感がある素材を選ぶとそれが軽減されます。張り感のある素材のものは基本的に体にはフィットしにくいです。
カットソーではフライスなどの伸びて体にフィットする生地ではなく、ちょっとバサッとした素材感のものや、ポンチ素材のものが◎
シャツも透け感があまりなくパリッとした素材のものを選びましょう。
またニットは目の詰まりすぎないものを選ぶといいでしょう。

サイズはちょっと大きめのものをチョイスして。
大きめサイズだと体型を拾わず、体と着ているものの間に余白が生まれると自然と華奢見えします。
胸を目立たせずにすっきり見えるわけですね。
一石二鳥!

首の開きはスタイルアップのための重要なファクターの一つ。
首元をすっきりするということは、布の分量の調節をするということです。
胸の大きい人は、胸のふくらみだけ布の分量が見た目にも多くなります。
そこで、首元でその分量の調整を行うのです。
この布の分量の調節は肩幅の広い人にも言えることで、逆に肩幅が狭い人は首の詰まったもので布の分量を調節してちょうどいいバランスにする。というわけなんですね。
そこで胸の大きい方がチョイスしたい首の開きは「Vネック」や「ボートネック」
これは肩幅が広い人に似合うネックデザインと一緒です。
首が出る分布の分量が調整できるので、胸元に目が行きにくいという視覚効果を狙ったものです。

しかしながら注意しないとならないのは「開き加減」
谷間が見えないくらいの開き方が求められます。肌の露出のし過ぎは下品な印象を与えてしまいがちです。TPOをわきまえて開き方を調節しましょう。

デザイン選びにもすっきり見えのコツはあります。

胸元のデザイン
まずは胸元に過度な装飾(たくさんのフリルやビジューなど)のあるデザインのものはNG。
胸元に視線が行ってしまいます。
またフリルは広がるとより胸の大きさを強調させてしまいます。
胸元にアクセントをもってきたい場合は胸にかからないくらいのネックレスなどアクセサリーを付けるのが効果的。

袖丈と袖の装飾
袖丈や袖のデザインにも注意が必要です。
トレンドからもはや定番になりつつあるいわゆる「袖コンシャス」なデザインのものには特に細心の注意を。
胸の高さに広がりがあるデザインのものはNG。胸を強調するだけでなく、胸が広がって見えてしまいます。

袖丈も胸よりも下の位置の丈を選びましょう。
丈の終わりは視線のはじまり
袖丈が終わる部分は必ず目線がいくポイントになります。バストトップの延長線上に袖丈の終わりの部分がいくと・・・?
そうです。とっても胸が目立つことになってしまいます。

ということで、デザインを選ぶコツは以下。
・胸元はシンプルなデザインのものを選ぶ
・袖のデザインがあるものはバストトップよりも下に広がりのあるものを選ぶ
・袖丈はバストトップよりも下のものを選ぶ

コーディネートのコツ

「ビックシルエットのトップスを着ると、太って見えてしまう」
胸の大きさでお悩みの方のあるあるだと思います。
実はこれ、バストトップで体の厚みが固定されてしまうので起こってしまう現象。
ずっと同じ厚みが続くため、どうしても全体的に厚みがでてしまって太って見えてしまいます。
そこでコーディネートをする際に気を付けたいのがこの部分。要するに「メリハリ」を付けてあげるということ。
そのメリハリを簡単に作るコツがウエストイン
その際ぴったりとインしてしまうのはNG。
胸が余計に強調されてしまいます。胸がちょっと遊ぶくらいの緩さでブラウジングしてあげましょう。
そうすると自然とメリハリが作れます。
お尻やわき腹が気になってしまう・・・という方も是非前だけインしてみてください。ちょっとたっぷりめにたゆませると、お腹のお肉やわき腹のお肉もきになりませんよ!

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ウエストインや前だけインの方法は下記の記事をチェック!
簡単2step!「トップスイン」「前だけイン」が簡単にキマル方法

着やせ効果を作るシルエットのコツ

これは特に下にボリュームのあるボトムスをはく時に当てはまる事なのですが、下にボリュームのあるボトムスにトップスをウエストインしてメリハリを作ることは実はコーディネート全体でみると、あるシルエットを作り出す事になっているんです。
そのシルエットとは【Xライン】シルエットです。
胸の大きさが気になる人は【Xライン】シルエットのコーディネートが似合う人が比較的多いのです。Xラインに着こなす事で全体をスッキリ見せることが出来ます。

Xにしたら「胸が余計強調されて太って見えるんじゃ…」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、洋服を着た時にスッキリと見せるためには全身の中で気になる箇所を全体像で見てバランスを取ってあげる事が大事なポイントです。
ウエスト部分を細く見せてあげる事で、他も一緒に細く感じさせてしまえればこっちのもの。

Xラインを作ることはとても簡単です。
ウエストを強調してコーディネートする事でアルファベットのXのようなシルエットを作ればOK。Xを作る事でシルエットにメリハリがうまれ、コーディネートをスッキリと見せることができます。
ぜひ一度試してみてくださいね。

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胸が大きい人におススメなアイテムごとのポイント

これまでにお伝えしたコツを踏まえて胸が大きい人が苦手に感じやすい代表アイテムの中で胸をスッキリ見せてくれるシルエットや形などをご紹介致します。

Tシャツ

春から夏、季節の変わり目から秋にかけて必須アイテムのTシャツは素材感も薄く、胸だけでなく背中などの肉感もひろってしまうアイテムですよね。胸の大きさがわかりやすい為、下品に見えそうなどの理由から胸が大きい人にとっては苦手意識が強いアイテムの一つです。

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一枚でもスッキリ着ていただくために気を付けるのはゆとりとネックデザインと着丈。

ゆとり
ボディラインにピッタリするTシャツは胸を強調しやすくなるため、身体とTシャツの間にほどよくゆるみのあるサイズ感を選んでみましょう。
サイズ展開のあるTシャツなら普段のサイズ感よりもサイズアップして選んでみてもいいですよね。
そして素材選びのコツでもお話ししたとおり、張りがあり薄すぎない素材感のものを選ぶとよりスッキリ感がアップします。

ネックデザイン
ぴっちりと首元が埋まってしまうネックデザインのものではなく、首元にゆとりが生まれるボートネックやVネックのデザインのものを選ぶのがおすすめです。

着丈
ショート丈のTシャツなどのトップスはバストトップからストンと落ちてしまうため、太って見えてしまうシルエットの一つなのでおすすめできません。
「インして着れる丈感」を意識して選ぶようにするのがおすすめです。
ショート丈のカットソーでも、裾にリブがついていたり、着るだけでインしたように見えるようなデザインのものは◎
『胸とウエストのメリハリ』をゆるやかに作れるサイズ感やデザインのものを選びましょう。

ニット

コットン素材を含めると一年中活躍するニットですが、Tシャツ同様にボディーラインが目立ちやすいものや、厚手のためさらに胸に厚みがでてしまったりと、胸が大きい女性の中には苦手に感じる方も多いアイテムです。

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Tシャツの選び方同様に、気を付けたいのはゆとりとネックデザインと着丈。
注意点やおススメはTシャツの選び方と同じですが、編地もデザインの一つになるニットは、編地にも気を付けて選んでいただくと◎

編地
編み目の細かいニット(ハイゲージニット)は薄手でやわらかなものが多いため、肉感を拾いやすいニットです。ある程度ゆとりがあるものを選んでも「胸が強調されちゃう」と感じることがあるかもしれません。
おすすめなのは、編み目が粗くざっくりと編まれた(ローゲージニット)もの。
ケーブル編みなどの縦のラインが強調される編地のニットもおススメです。

またリブ編みなどの体にフィットするものではなくちょっとゆとりのあるもの・首元がゆったりしたデザインのオフタートルデザインなどを選ぶのもおすすめです。

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春夏など薄手になる時期のニット
もちろん春夏にもローゲージのニットは存在しますが、ざっくりニットは少なくなる時期。
そんな時は「編地に特徴があるるもの」「丸みのあるシルエットのもの」「首がつまりすぎていないデザインのもの」を選んでみてください。
Tシャツ同様にピッタリしたシルエットは胸の形を強調してしまうのでゆるみで胸の大きさを感じさせないようにしましょう。

タートルネックやハイネックニット

ニットの中でも「胸が目立つのが嫌だ」と感じている人が特に苦手に感じやすい種類は【タートルネック】や【ハイネック】ですよね。タートルネックやハイネックは首元が詰まっているので、布の面積が増えるため、その分太って見えてしまいがちなアイテム。
また、ぴったりと体に沿うデザインのものが多いので胸の大きい人にとっては難しく感じやすいアイテムです。

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ハイネックではなくてモックネックにしてみて!
ネックラインが少し下がるモックネックのデザインだと、ハイネックよりもスッキリ見えします。
その際は袖にボリュームがそこまでなく、身頃のデザインもスッキリしているものを選んでください。
また、手首を少しだしてあげるとぐっとバランスがとりやすくなるのでぜひ実践してみてください。

胸が目立たないように着こなしたい場合のポイント
体に沿ってしまうデザインや素材だとどうしても胸が目立ってしまいます。
そんな時は一枚で着ないようにするのがポイント。カーディガンやパーカーやシャツなどを羽織ると縦のラインも強調され、胸が目立たなくなるだけでなくスッキリ効果も◎

ワンピース

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一枚布仕立てが多いワンピースはメリハリを作るのが難しく、素材やシルエットによっては胸が強調されてしまったり、胸のせいで太って見えてしまったりしがちなアイテムです。
特にストンとしたシルエットのワンピースはメリハリがつけにくいですよね。
そんなときは、ベルト(サッシュベルトなどでも◎)でウエストマークするのがおススメです。
でも全部がウエストマークできるわけではありませんよね。
ということで、おすすめのシルエットとNGシルエットをご紹介します。

おすすめのワンピースのシルエット・形(デザイン)

Aラインのフレアーワンピース

裾に向かって広がりきれいなフレアが出るフレアワンピースは胸が大きい女子の強い味方になってくれます。
足元のボリュームが胸のボリュームをファジーにしてくれる効果があるからです。
できるだけ中途半端丈ではなくマキシ丈を選ぶとより効果的です。

避けた方がいいワンピースのシルエット・形(デザイン)

Iラインのワンピース

基本的にXのシルエットが似合う胸の大きい女子にとってIラインのワンピースは太って見えてしまう可能性が高いワンピースのシルエットです。
胸が窮屈になってしまうというのもその要因の一つではありますが、一番の要因は胸の高さが体の幅になってしまうということ。
Iラインのワンピースだとバストトップでワンピースが下にストンと落ちるので横から見た時にバストトップが体の幅に見えてしまうんです。
トップス選びでもこの現象がおこりますが、トップスの場合だとウエストインしてしまえばメリハリが簡単に作れますが、ワンピの場合はなかなかそのメリハリが作りにくい。そのため全体的にボリューミーに見えがちです。

胸下に切替があるワンピース

胸のすぐ下にシャーリングやギャザー・リボンなどのデザインディティールや切り替えのデザインがあるワンピースはそれだけで、目線が胸元に集まりがちです。
胸が窮屈に見えやすく、全体的にボリューミーな印象になってしまうことも。
胸元・袖・襟元などできるだけシンプルなデザインのものを選ぶようにしましょう。

オールインワン・サロペット・オーバーオール

オールインワンやサロペットも胸が大きい女子には少し難しいアイテムかもしれません。
ただ、こちらもワンピース同様にデザインとシルエットに注意すれば大丈夫。
以外とスッキリと着ていただくことができるアイテムです。

おすすめのシルエット・形(デザイン)

胸当て部分にディティールの少ないものや、フロント部分がVあきのものなどがおすすめです。
その際やはりゆったりしたシルエットのものを選ぶのは必須です。
ぴったりしてしまっていると余計に胸が強調されてしまいます。
また、その際は胸当てから胸がはみださないようなしっかりとした胸当てのデザインがあり、しっかりめの素材感のものを選びましょう。
インナーをサロペット等と同色であわせると、境目がファジーになるのでおすすめです。

避けた方がいいのシルエット・形(デザイン)

Iラインのシルエットのもの
避けたいのが、少し細身で、胸当ての位置が高めにあるIラインのシルエットのものです。
サロペットやオーバーオールを胸の大きな人が着ると、どうしてもバストトップが体の幅になってしまい、太って見えてしまいます。ワイドなシルエットだとそこまでわからないのですが、少し細身だと強調されてしまいます。

胸当て部分が小さいもの
胸部分のゆとりがなく、胸当て部分が小さいと、胸がはみ出てしまっているように見えてしまいます。
ゆとりがあるのは大前提ですが、胸はみ出て見えてしまうものはNGです。

おわりに

体型はひとそれぞれ。
ゆえに悩みも人それぞれ。
「豊かなバスト」は女性にとってあこがれの対象ではありますが、それぞれに悩みはあるんですよね。
(私はあこがれる側ですけどね。)
今回は実際のスタイリングの際に私が気を付けていることと、お悩みを抱えている方にお伝えしているアドバイスを伝授。
胸の大きさでお悩みの方は是非試してみてください。

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