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コート・アウター×スカート・ワンピースの【正解】バランスで簡単オシャレ見え!

アウターを着る季節がやってくるとちょっと悩ましい問題がひとつ。
それは【スカートやワンピースにどんなアウター合わせたらいいの?】というアウターの丈問題です。
この丈問題を解決してアウターシーズンを楽しみましょう!

コートからスカートがはみだすのはあり!?なし!?

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多くの人の悩みの種の代表格にあげられるのはこの「はみだしていいのか否か問題」

なぜこのような「はみだし問題」がわたしたちのファッションに付きまとうのか。
それは『重ね着』というバランスを求められるテクニックの一つだからなんですね。
レイヤードスタイルが主流である昨今、『重ね着』というものは「テクニックが必要だ」という見方をされていない傾向があります。言い方を変えれば『重ね着』はもう当たり前のことになってきたということになります。
それはとっても楽しいことですよね。

でも忙しい朝を思い出してみて。
忙しい朝のスタイリングをするときに私たちの強い味方になってくれるのはワンピース。
ワンピースは一枚布で仕立てられているため、『重ね着』というテクニックを要する着方をしなくていいものです。
だから、もうらくちん。レイヤードによるバランスを考えなくていいですからね。

さて、今度はアウターのことを考えてみましょう。
アウターは「アウター」っていうくらいだから外に着るものです。
そう、羽織るものです。
要するにレイヤードスタイル=『重ね着』なんですよね。
だからバランスをとるというテクニックが必要になってくるわけです。
そこで出てくるのが『はみだすのはあり?なし?どっちどっち?』という悩みや疑問。

もちろん、トレンドなどによりちょっとずつバランスは変化しています。
一番バランスを考えなくてもいいのは「裾から出さない」こと。
これが一番らくちん。

その日履くボトムによってアウターが変えられる。
そんなことができたら一番いいのですが、あんまり現実的ではないですよね。
だってクローゼットに無限のスペースがあるわけではないし、お財布の中身だってそう。

というわけで、バランスや着こなし方でこのはみだし問題を解決していきましょう!

バランスがとりやすい着丈はこの2つ

なぜアウターを着るかというと「気温が低いから」ですよね。
ということはやっぱり前を開けずに閉めて着たいわけです。
寒いもの。
これからご紹介する丈のものは閉めて着ても◎寒がりさんの強い味方の丈感!
そんなバランスがとりやすい丈を2つご紹介。

ショート丈のアウター

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まずおススメなのはショート丈のアウター。
要するに「はみ出している感がない」というバランスのとり方。
いわばトップスとボトムス的なバランスの関係性です。
これは皆さん毎日慣れているので「お手の物」なはず。

スカートやワンピースの形や丈も気にせずバランスがとれるので特になにも考えずともコーディネートが作りやすいのが特徴です。
また、先ほども述べましたが、トップスとボトムスという関係性が作れるためレイヤードスタイルが作りやすいというのも大きなポイント。
ウエストインをしない時に裾からインナーを少しだけ出すとカジュアルな雰囲気やメリハリが作りやすいという点も。

ショート丈でも一番バランスがとりやすい丈感はウエストラインよりちょっと下の丈のもの。
ウエストラインぎりぎりやウエストラインより上の丈のものを選んでしまうと意図せずウエストの境界線が2つになってしまう可能性があり、新たな「はみだし問題」への発展につながってしまう危険性があるのでそこに注意をしながら選ぶようにしましょう。

ひざ下丈のアウター

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重心を下に持ってくるとバランスはとりやすくなります。
マキシ丈のスカートやガウチョが流行りから定番になってきているのも一つ理由はそこにあるかもしれません。

ひざ下のアウターをチョイスすると重心が下になるためバランスがとりやすくなるんですね。
柄×柄などでない限り意外とどんな素材・テイストのものでも上手にバランスがとれると思います。

長めのアウターは顔に近かったり分量が多い分定番カラーをお持ちの方が多いはず。
そんな時にスカートで差し色を入れるととっても簡単に明るめのレイヤードスタイルがつくれます。

ひざ下丈でも一番バランスがとりやすいデザインは、スリットが入っているもの。
スカートがフレアでもスリットが入っているともたつかずさらに◎
また、コートがひざ下丈だとミディー丈のスカートをはいた場合は「はみださない」という状況もつくれてしまうのでこれはまた一石二鳥。

すぐできる!簡単にバランスがとりやすい着こなし方

前を開けて着る

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先ほどバランスがとりやすい丈感について書きましたが、「持ってない・・・」という方もいらっしゃると思います。
先ほどの2つの丈感以外のものも、もちろんバランスをとることはできます。でもちょっと難しい。
そんな時に便利で簡単なのが『前を開けて着る』という着こなし方。
アウターには困ってるけど、カーディガンは普通に着れるという方は多いのではないでしょうか?
前述しましたがアウターも羽織もの。素材の厚さや用途、そしてそれによるデザインも違うわけですが、カーディガンなどのいわゆる「羽織もの」の仲間なんですね。

前を開けて着ると視覚的にもいろいろなうれしい効果があるんです。

参考:ロングカーディガンで手に入れる!魅惑のすっきりシルエット

上記の記事にもありますが、「I」のシルエットが簡単に作れるので見た目がとってもすっきりまとまる。
そして、もう一つ大きな要因として「中に何をきているか」というのが前から見ると視覚的にわかるからはみ出しが気にならないという点が。
はみだし問題で気になってしまうのは鏡を見た時のバランス。
鏡を見た時に「裾がもたつく」とか「なんかメリハリがない」とかきっとそんな印象を持つのではないでしょうか?

前を開けて着るとシルエット的にも視覚的にもメリハリが自然と生まれます。
ノーカラーの前開きのアウターが増えてきているのもそこにひとつポイントがあるのではと筆者は考えています。

ちょっと「やぼったいな~」と感じたら、前を開けて着てみてください。

『あ!いけるかも』ときっと思えるはず。

アウターを小物として使う

「えっ・・・?小物として使う・・・?」
って思いましたよね。
わかります。
写真を見てもらえたらわかるはず。

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画像出典:e-zakkamaniastores

▲肩掛けで着こなしたコーディネート

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▲襟抜きして着こなしたコーディネート

上の写真のように
・肩からかける
・襟を抜いて着て余白を作る

という感じで『アウター』としてではなく小物づかいの一環として羽織る。
という着こなしをするということです。
小物づかいの一環として羽織るわけなので、アウターとして着るよりも簡単にバランスがとれやすく、さらにトレンド感もアップするというお得感。

ちょっとトレンド感を出して着たいな~という方にお勧めの着こなしかたです。

おわりに

今回はスカートやワンピースを着た時に「どんなアウターがあわせやすいのか」というのを記事にしてみました。
もちろんファッションに「正解」というものはありません。
ただこの問題、結構悩みますよね。
私も上着を着てみて「あっ」となりスカートを脱いでパンツをはくなんてことが多々あります。

せっかくのアウターの季節。
楽しんでコーディネートしたいではありませんか!
バランスがわからない方は是非参考にしてみてくださいね!

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