寒い冬から徐々に暖かな日が増えてくる時期は、急に寒くなったり、かと思えば暑い日もあったり。朝晩の気温差が激しい春は、アウターが手放せない季節ですよね。
アウターを着る際に、ちょっと悩ましい問題がひとつ。
それは【スカートやワンピースにどんなアウター合わせたらいいの?】というアウターの丈問題です。
この丈問題を解決して、楽しい春の着こなしを楽しみましょう!
目次
コートからスカートがはみだすのはあり!?なし!?
多くの人の悩みの種にあげられるのは、コートやジャケットの裾からスカートやワンピースの裾が「はみだしていても大丈夫?」です。
アウターは「アウター」っていうくらいだから外に着るもの、羽織るもの。
アウターを着る時には、レイヤードスタイル=『重ね着』のバランスをとるというテクニックが必要になってきます。
そのため頭を悩ますのが『はみだすのはあり?なし?どっち?』という悩みや疑問。
もちろん、トレンドなどによりちょっとずつバランスは変化していくので、毎年微妙にアウターの着こなしにも変化がありますが、一番バランスを考えなくてもいいのは「裾から出さない」こと。
これが一番らくちんです。
でも、結論からいうとコートやジャケットの裾からスカートやワンピースやトップスがはみ出してもOK!
自分の中でルールやバランスを見つけてしまえば、着こなしがぐっとらくちんになります。
バランスや着こなし方でこのはみだし問題を解決していきましょう!
バランスがとりやすい着丈はこの2つ
これからご紹介する丈のものは閉めて着てもOKな寒がりさんの強い味方の丈感!
バランスがとりやすい丈を2つご紹介します。
ショート丈のアウター
まずおすすめなのはショート丈のアウターです。
ショート丈のアウターは、トップスとボトムスと同じようなバランスの関係性です。
これは皆さん毎日慣れているので「お手の物」なはず。
スカートやワンピースの形や丈も気にせずバランスがとれるので特になにも考えずともコーディネートが作りやすいのが特徴です。
また、先ほども述べましたが、トップスとボトムスという関係性が作れるためレイヤードスタイルが作りやすいというのも大きなポイント。
ウエストインをしない時に裾からインナーを少しだけ出すとカジュアルな雰囲気やメリハリが作りやすいという点も。
ショート丈でも一番バランスがとりやすい丈感はウエストラインよりちょっと下の丈のもの。
ウエストラインぎりぎりやウエストラインより上の丈のものを選んでしまうと意図せずウエストの境界線が2つになってしまう可能性があり、新たな「はみだし問題」への発展につながってしまう危険性があるのでそこに注意をしながら選ぶようにしましょう。
ひざ下丈のアウター
重心を下に持ってくるとバランスはとりやすくなります。
膝丈やミモレ丈のスカートよりもマキシ丈のスカートの方があわせやすいのと一緒です。
ひざ下以上の長いアウターをチョイスすると重心が下になるためバランスがとりやすくなるんですね。
柄×柄などでないかぎり意外とどんな素材・テイストのものでも上手にバランスがとれると思います。
長めのアウターは顔に近かったり分量が多い分定番カラーをお持ちの方が多いはず。
そんな時にスカートやワンピースで差し色を入れると、とっても簡単に明るめのレイヤードスタイルがつくれます。
ひざ下丈でも一番バランスがとりやすいデザインは、スリットが入っているもの。
スリットが入っているともたつかないので、足さばきもいいのでおすすめ。
すぐできる!簡単にバランスがとりやすい着こなし方
前を開けて着る
なんかバランスが悪いなという時に便利で簡単なのが『前を開けて着る』という着こなし方。
アウターには困ってるけど、カーディガンは普通に着れるという方は多いのではないでしょうか?
前述しましたがアウターも羽織もの。素材の厚さや用途、そしてそれによるデザインも違うわけですが、カーディガンなどのいわゆる「羽織もの」の仲間です。
前を開けて着ると「I」のシルエットが簡単に作れるので見た目がとってもすっきりまとまります。
そして、もう一つ大きな要因として「中に何をきているか」というのが前から見ると視覚的にわかるからはみ出しが気にならなくなり、シルエット的にも視覚的にもメリハリが自然と生まれます。
ちょっと「やぼったいな~」と感じたら、前を開けて着てみてください。
『あ!いけるかも』ときっと思えるはず。
コートより広がりのあるボトムを選ばない
パンツスタイルの時よりも、スカートやワンピースに羽織るアウターの方がバランスに頭を悩ませることが多いと思います。
「基本的に」にはなりますが、パンツはアウターの裾より広がるものはそこまで多くないと思います。
バランスがとりやすいポイントはそこにあります。
アウターの裾幅や全体的な幅よりも、細身スカートやワンピースを選ぶとOK。
丈がはみ出していてもそこまで気にならなくなります。
ビックシルエットのアウターは襟を抜いて
ゆるっと着れてこなれ感が楽しめるビックシルエットのアウターは、普段よりも自分の体が大きく見えてしまうことがあります。
そんな時に便利なのが「襟を少し抜いて着る」という着こなしです。
上の写真のように、襟を抜いて着て胸元や首回りに余白を作ってあげると、すっきり感とともにこなれ感もプラスされた着こなしができます。
ちょっとトレンド感を出して着たいな~という方にもおすすめの着こなしかたです。
おわりに
今回はスカートやワンピースを着た時に「どんなアウターがあわせやすいのか」というのを記事にしてみました。
もちろんファッションに「正解」というものはありません。
ただこの問題、結構悩みますよね。
私も上着を着てみて「あっ」となりスカートを脱いでパンツをはくなんてことが多々あります。
しばらく続くアウターが手放せない季節。
楽しんでコーディネートしたいではありませんか!
バランスがわからない方は是非参考にしてみてくださいね!