秋冬の定番アイテムのひとつである「タートルネック」は首元を暖かくしてくれたりレイヤードスタイルなども楽しめる便利に使いやすいアイテムですが、首の短さや肩幅などの骨格や胸の大きさなどの理由から似合わないと諦めている方が多いアイテムでもあります。
今回は似合わないと感じてしまう理由や、その理由にあわせた選び方や着こなし方などをご紹介いたします。
目次
タートルネックを苦手に感じやすい理由は?
秋冬に活躍するタートルネックは、首回りをカバーしてくれるので着こなしにウォーム感がアップする秋冬は特に定番のアイテムです。
タートルネックは首筋に沿って筒状に伸びた襟のことで日本ではよく徳利首・徳利襟、とっくりとも言われています。
首元が覆われることで暖かく着られますが、上半身の覆われる部分が多くなることで気になる部分を強調してしまったり、上半身ががっちり見えてしまったり太って見えてしまうこともあり苦手に感じてしまうことが多いアイテムです。
似合いにくい体型の特徴と選び方や着こなし方
体型の悩みを強調してしまうことのあるタートルネック。
ここからは似合いにくい体型と着こなしやすいタートルネックの選び方や着こなしのポイントなどをご紹介していきます。
首が短い
首の短さが気になる方がタートルネックを着ると、首元が詰まった印象になり顏大きく見せてしまったり、首の短さを強調してしまうこともあります。
また、顏が大きく見えてしまったり首の短さを強調してしまうことでコーディネートのバランスがいつもより取りにくく感じられてしまうことも。
◆選び方のポイント
おすすめのタートルネックは
・ふっくらと厚みがあるような首元にゆとりのあるもの
・タートルネックのはじまりがデコルテラインくらいに切り替えのあるもの
ローゲージのものなどふっくらと厚みのあるような首元にゆとりのあるものは、首にぴったりと沿いにくいため首のシルエットを目立たせにくくしてくれます。
反対に硬さのあるものはぐっと詰まってみえやすくなることもあります。
タートルネックのはじまりの部分が首の付け根の位置にあると首の長さがわかりやすくなりますが、デコルテラインくらいに切り替え位置があることで首の付け根の位置をわかりにくく見せてくれることも。
◆着こなし方のポイント
タートルネックがむずかしそうに感じる時はネック部分の折り方や折る回数、折る幅を変えると着こなしやすくなります。
少し肌が見えるくらいに折ると首元の詰まった印象の軽減に。
また外側に折る回数や幅を変える以外にも内側に折ることも首元の詰まった印象の軽減につながります。内側に折ることでタートルネックの端っこが隠れるので首回りにすっきり感がプラスされます。
↓タートルネックの折り方について詳しくはこちら↓
他にもカーディガンやパーカー、シャツやベストなどの羽織アイテムをあわせることもおすすめの着こなし方です。
羽織アイテムを前を開けてきることで、首の下に縦のラインがうまれるので首が長くスッキリと感じさせやすくなります。
◆やっぱりむずかしいと感じる時は?
それでも「やっぱりちょっとむずかしいな」と感じる時はタートルネックではなく、ハイネックやボトルネック、モックネックなどネックに折返しのないタイプにすることでタートルネックを着た時よりも首の短さが気になりにくくなります。
簡単に首元に空間が作りやすくなるので、タートルネックがむずかしいと感じた時はハイネックやボトルネック、モックネックなどからはじめて慣れていくのもおすすめです。
↓首の短さが気になる方におすすめのトップスデザインもあわせてCHECK!↓
上半身にボリュームがある、胸が大きい
タートルネックは首元が詰まっているため布の面積が増えるので、上半身にボリューム感のある方や胸の大きさが気になる方が着ると太って見えてしまいやすくなるアイテムです。
また、ぴったりと体に沿うデザインのものが多いこともむずかしく感じやすい理由のひとつです。
◆選び方のポイント
おすすめのデザインは
・ざっくり感のある素材のもの
・首元にゆるみのあるもの
ハイゲージのものなど平面的な素材感のものは体のシルエットを拾いやすくなるため、ローゲージなどのざっくりした素材感のものがおすすめです。
ざっくりした素材感のものは体型のシルエットを拾いにくくなります。
またオフタートルネックなどの首元にゆるみのあるデザインは、首元に抜け感がうまれやすくなるのですっきり感も。
◆着こなし方のポイント
着こなしがむずかしい時は、手首を出して抜け感をプラスするとバランスが取りやすくなります。
また、体に沿うデザインはむずかしく感じやすいためベストやカーディガン、パーカーやシャツなどの羽織ものをプラスすると胸が目立たなくなるだけでなく縦のラインが強調されてスッキリ効果もあります。
◆やっぱりむずかしいと感じる時は?
やっぱりむずかしいなと思う時は首の短い人のように形を変えてみると着こなしやすくなります。
上半身のボリューム感や胸の大きさが気になる方はモックネックデザインから始めてみるのがおすすめです。
モックネックはネックラインが少し下がるので着こなしやすくなります。
この時袖のボリューム感があまりなく、身頃のデザインもすっきりしたものにすると体型が気になりにくくなります。
↓胸の大きさが気になる方の洋服選びもあわせてCHECK!↓
肩幅が広い
襟元の詰まったアイテムは肩の幅やシルエットを強調してしまいやすくなります。
肩幅が気になる方がタートルネックを着るとより肩幅が広く感じられてしまったり、がっちりとして見えてしまうことも。
◆選び方のポイント
おすすめのデザインは
・肩の位置がわかりにくいもの
・ゆるみのあるシルエットのもの
肩の切り替えの位置が肩先のちょうどの位置にあると肩幅を強調してしまうので、ドロップショルダーなどの肩の位置がわかりにくいものはおススメのデザインです。
また少しゆとりのあるゆるみのあるシルエットなどは骨格が目立ちにくくなります。
◆着こなし方のポイント
ボトムスのシルエットによって肩幅の見せ方を変えることも肩幅の広さが気になる方におすすめです。
ボトムスをタイトなシルエットにすると肩幅が強調されて見えてしまいやすくなりますが、ワイドパンツやフレアスカートなどの幅やボリュームのあるボトムスをあわせると対比で肩幅が目立ちにくくなります。
また、上半身のボリュームや胸の大きさが気になる方と同様に羽織アイテムとあわせると縦のラインが出来るので着こなしやすくなります。
また見える布の分量も減らせるので肩幅が目立ちにくくなります。
↓肩幅の広さをスッキリ見せるコツについてはこちらもCHECK!↓
丸顔
首元までネックラインがあるトップスを着ることでフェイスラインが浮かび上がって見えやすくなり顔の丸さが強調されてしまうことがあります。
強調されすぎてしまうとタートルネックの上に顔が乗っているような印象にも見えてしまいます。
◆選び方のポイント
おすすめのデザインは
・首まわりにゆるみのあるもの
・落ち感のある柔らかさのある素材感のもの
首まわりにフィットすると顔の形を強調してしまいやすくなりますが、ゆるみのあるデザインを選ぶことでフェイスラインが浮かび上がって見えにくくなります。
また、柔らかさのある落ち感のある素材感のものも首元にフィットしにくいので顔のラインを浮かび上がらせにくくなります。
◆着こなし方のポイント
首元に縦ラインやVラインを作ることで丸く見えてしまうフェイスラインをスッキリ見せやすくなります。
長めのアクセサリーをあわせてラインを作ったり、羽織アイテムをあわせてラインを作ることですっきり効果がうまれます。
色々な体型の方におすすめのカバー方法
◆顔まわりに空間を
着こなしがむずかしいタートルネックを着てみたい時は顔まわりに空間を作ると着こなしやすくなります。
タートルネックは顔まわりがうまることで抜け感が感じられにくくなるため、顔まわりに空間を作って抜け感を作ってみましょう。
ロングヘアやセミロングなど結べる長さのヘアスタイルの方は髪の毛を結んでまとめてみたりすることで顔まわりに空間がうまれます。
ショートヘアやボブの方は耳にかけてみたり、ヘアアレンジを楽しめるヘア小物のカチューシャやターバンなどを使って顔まわりをすっきりさせると抜け感がうまれやすくなります。
タートルネックとあわせやすいアウターは?
タートルネックと合わせやすいアウターは首元や襟元がスッキリとしたデザインです。
ノーカラーコートやチェスターコート、テーラードジャケットなどは首元がすっきりしているので、タートルネックがアクセントに。
おわりに
タートルネックは「首が長い人」「細身の人・華奢な人」「肩幅が狭い人・なで肩の人」「顔がシャープな人」が楽しむものと思いやすいアイテムですが、選び方や着こなし方次第で苦手に感じていた方もタートルネックコーデを楽しみやすくなります。
秋冬のコーディネートに取り入れてみてはいかがでしょう。