オーバーオールやサロペットは着心地がラクチンで、気になる部分のカバーにも使えるうれしいアイテムですが、年齢を重ねると「痛い」気がしてしまい、少しずつ着られなくなってしまうこともありますよね。
今回は、着こなしの悩みもなにかと多くなる30代後半から50代の方に特におすすめしたい、無理せずにステキに着こなせる大人のサロペットコーディネートや選び方をご紹介いたします。
目次
オーバーオールとサロペットの違い
オーバーオールとサロペットはいったいどう違うの?という疑問をお持ちの方も多いと思います。
そこではじめに2つの特徴についてご紹介いたします。
◆サロペット:「salopette」というフランス語で、胸当てをバンド上のもので吊ったパンツやワンピースのことです。
もともとセーターやシャツの上から着て汚れを防ぐことが目的で、仕事着として着られていたもののことをさします。
現在は背中に布がなくストラップが背中でクロスしたものがサロペットと呼ばれることも。
◆オーバーオール:「overall」という英語で、上半身の汚れを軽減するために作られた胸当て付きのパンツのことをさします。
オーバーオールは背中にも布があるタイプです。
特にサロペットは背中に布がなくストラップがクロスされているもの、オーバーオールは背中にも布があり上下がつながったものという違いがありますが、最近はデザインも多様になっていることから同じような意味で使われることも多くなっています。
大人が着ると「痛い」と言われる理由
大人がオーバーオールやサロペットを着ると痛いと言われやすいことにはいくつか理由がありますが、代表的なものは
・子どもっぽく見えることがあり、若作りに感じられることがある
・サイズ感によってだらしなく見えることがある
年齢を重ねるとカジュアルなアイテムを取り入れるとちょっと子どもっぽく感じられてしまうことも。
近頃はキレイめな印象のものも多くなっていますが、オーバーオールやサロペットはカジュアルな印象のあるものが多いアイテムでもあるので着こなし方によって子どもっぽく感じられてしまいやすくなります。
細身のものもありますが、ゆとりのあるデザインやゆったりしたものが多くあるオーバーオールやサロペットは大きすぎたりだぼっとしすぎると少しだらしなく感じられてしまうことも。
大人に着こなすためのコツ
オーバーオールやサロペットを着ると子どもっぽく見えてしまったり、サイズ感によってだらしなく見えてしまうことでちょっと野暮ったく見えてしまうことも。
大人に着こなすポイントは
・きれいめ、きちんと感をプラス
・同色系であわせる
・メリハリを作る
きれいめな雰囲気やきちんと感のあるアイテムや小物をあわせる
きれいめな雰囲気やきちんと感のあるアイテムなどをあわせることでサロペットやオーバーオールも大人に着こなしやすくなります。
きれいめ・きちんと感のあるアイテムやファッション小物などは取り入れる事で上品な印象をプラスしてくれるので、サロペットやオーバーオールのコーディネートも大人な印象に仕上がります。
同色系や近い色でコーディネートをまとめる
あわせるトップスを同色系や近い色にすることも大人にサロペットを着こなす方法のひとつです。
特にカジュアルな印象が強いデニム素材のサロペットやオーバーオールなどは、同色系や近い色であわせることでラフな印象を抑えてくれます。色味を合わすことで着こなしに統一感がうまれ、すっきりとした大人の印象が作れます。
同色系であわせるとのっぺりして見えそうという心配もありますが、トップスとサロペットやオーバーオールの素材感を変えてあわせるとメリハリがうまれ、こなれた印象に。
メリハリを作る
◆トップスをコンパクトにする
サロペットやオーバーオールはサイズ感のゆったりしたものなどは少しだらしなく見えてしまうこともあり、そのため子どもっぽく見えてしまい違和感を感じてしまうことも。
ゆったりめのタイプを着こなす時は、コーディネートにメリハリを作ることですっきり見えて抜け感もうまれるので大人に着こなしやすくなります。
メリハリを作る方法は
・トップスをコンパクトにする
・体の細いところを出す
・ゆるっとしたトップスはふんわり袖を選ぶ
ご紹介した3つの中から自身の体型にあわせたメリハリのつけ方を選ぶと着こなしやすくなります。
サロペットやオーバーオールの中に着るトップスをコンパクトなデザインやピッタリめのシルエットにすることで、サロペットとトップスにメリハリがうまれ大人に着こなしやすくなります。
この方法は特に上半身が華奢な方や細身の方におすすめの方法です。
華奢さが強調されることでよりメリハリを感じやすくなります。
◆体の細いところを出す
手首や首まわりなどの体の中で細くなっている部分を出すことでもメリハリがうまれます。
首まわりのスッキリとしたVネックやボートネックなどのデザインをインに着たり、トップスの袖をロールアップして手首を出してみるとサロペットやオーバーオールのゆったり感と出ているところの細さにメリハリが作れるだけでなく抜け感もうまれるため大人に着こなしやすくなります。
手首を出す方法は比較的どんな方にもおすすめです。
首まわりを出す方法は、首の短さが気になる方や肩幅が広めの方、胸のまわりにボリュームがある方などに特におすすめの方法です。
布の面積が減るため首まわりや肩まわり、胸まわりのスッキリ見えも。
◆ゆるっとしたトップスはふんわり袖を選ぶ
上半身に厚みやボリュームのある方はコンパクトなトップスを苦手に感じやすいことも。
ゆるっとしたトップスをあわせる時は袖のデザインがふんわりとしたデザインがおすすめです。お袖がふんわりすることでふんわり袖から見える腕とトップスの袖の太さにメリハリがうまれすっきり感も。
大人見えしやすいサロペット・オーバーオールの選び方
大人っぽく着こなしやすいデザインを選ぶことでも簡単にコーディネートがしやすくなります。
大人が着こなしやすいデザインは
・顔まわりのすっきりしたもの
・デザインのすっきりしたもの
・ほどよくゆとりのあるサイズ感のもの
顔まわりのすっきりとしたもの
Vあきデザインや肩紐が細めのものなど顔まわりがすっきりとしたデザインは、自然と抜け感がうまれるため大人に着こなしやすいおすすめデザインです。
デザインのすっきりとしたもの
ディティールの多いものは着こなしの統一感をとるのに少しテクニックがいるので、着こなしがまとまりにくくなることも。
パーツなどの少ないデザインを選ぶとすっきりと大人な印象に着こなしやすくなります。
ほどよくゆとりのあるサイズ感のもの
大きすぎるサイズのタイプはダボッとして見えすぎて子どもっぽく見ることがありますが、反対に小さすぎるタイプは体型の気になる部分を拾ってしまうことがあります。
サロペットやオーバーオールは上下がつながっているため、小さすぎると体型の気になる部分だけ張ってみえたりポコッと出て見えてしまうことがあるので、年齢を感じさせてしまうことも。
体との間にほどよくゆとりのあるデザインを選ぶと大人も着こなしやすくなります。
おわりに
サロペットはしめつけ感も少なく体型カバーにもなるので、年齢を重ねるからこそ着られると嬉しいアイテムのひとつでもあります。
ポイントをおさえて大人に着こなしを楽しんでみてはいかがでしょう。