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オールシーズン使えるワッフル素材!お手入れの方法は?お洋服がもっと楽しくなる洋服用語講座【ワッフル編】

凸凹した素材感が特徴のワッフル素材。薄手すぎず程よい厚みのある生地なので、季節の変わり目などにとっても便利なアイテムです。
オールシーズン使える素材だからこそ、日ごろのお手入れの方法などをしっかり押さえておきたいですよね。
今回は、ワッフル素材の特徴やお手入れの方法、ワッフル素材のおすすめのアイテムなどをご紹介いたします。

ワッフル素材とは

ワッフル素材とは、その名の通り表面がお菓子のワッフルのように凸凹した素材のことを言います。
お洋服ではもちろんのこと、お家で布団カバーやシーツやタオルケット、タオルやふきんなどをお使いの方も多いはず。
お洋服だけで考えるとここ数年の流行の素材のように感じますが、実は私たちの生活の中に密着した身近な素材なんです。

似たような言葉で「サーマル」という言葉も耳にしますが、サーマルとは元々ミリタリー用のインナーとして使われていたもので、ワッフル素材を用いたカットソーのことを言います。
つまり「ワッフル」は素材の名前、「サーマル」はトップスの種類の名前のことです。

ワッフル素材の特徴

吸水性や吸湿性がよい

ワッフル素材は表面の凸凹のおかげで吸水性や吸湿性に優れているため、汗をかいても吸ってくれやすい特徴を持っています。
そのため、暑い夏でもさらっとしやすく快適に着られます。

保温性がよい

吸水性と吸湿性に優れている一方で、適度な保温性も兼ね備えています。
これも、生地の凸凹によるもの。凸凹が空気をたくさん含むことで空気の層ができるため、体温を逃がしません。
暑い夏は気持ちよく着られて、寒い季節には適度に保温してくれるため、季節の変わり目にとっても重宝する素材なんです。

毛羽立ちが目立ちにくい

お洗濯を繰り返すとどうしても気になってくる「毛羽立ち」。ワッフル素材は比較的毛羽立ちが目立ちにくいという嬉しい特徴をもっています。
もちろん全く毛羽立たないというわけではありませんが、生地の凸凹によって目立ちにくいんです。

肌触りがよい

特に冬になると、ニット素材などでチクチクするのが気になるというお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
ワッフル素材は凸凹があることで肌に直接触れる部分を少なくしてくれるため、肌ざわりが良いのが特徴です。
その肌触りのよさからよくルームウェアやベビー服に使われていることも。
肌が弱い方にもおすすめの素材です。

一枚で着てもスタイリングに表情がつくれる

ワッフル素材の凹凸は機能性だけではなく、普段の何気ないスタイリングに表情をつけてくれます。
何気ない無地の白いTシャツを一枚着ただけでステキにきまるコーディネートを作ることってなかなか難しいですよね。
ワッフル素材は無地でも表面の凹凸がちょっとした柄のような役割を果たしてくれるので、無地でシンプルなスタイリングでも着るだけでこなれた雰囲気に。毎日のスタイリングにとても万能な素材感なのです。

ワッフル素材のお手入れ方法

ワッフル素材は伸縮性に優れている分、洗濯によって大きく縮んだり変形してしまいやすい素材です。そのため、ベストな洗濯の方法は手洗いです。

しかし、着る度に毎回手洗いをするというのは手間も時間もかかってしまうものです。
どうしても洗濯機で洗いたいというときは、洗濯ネットにたたんで入れ、「手洗いコース」などの弱い水流のコースで洗うようにしましょう。

また、洗濯後干す際も注意が必要です。ワッフル素材は水分を吸収しやすいという特徴があるため、ハンガーにそのままつるすと縦に伸びてしまうことがあります。
そのため、干すときは「平干し」で干すのがベスト。平干しが難しい場合は、太めのハンガーを使うと伸びを軽減してくれることがあります。

ワッフル素材で着たいのはこんなアイテム

定番のトップスは、夏は薄手のワッフルカットソーで涼しく快適に、冬はワッフルニットで温かく着られます。
シンプルなコーディネートでも、ワッフルの素材感によってこなれて見えます。

フェミニンなイメージのあるボリューム袖のカットソーも、ワッフル素材なら程よくカジュアルダウンしてくれるのでカジュアル好きな方におすすめです◎

ボーイッシュな印象が強いパーカー。ワッフル素材ならスカートにも合う大人っぽいスタイルに◎

ワッフル素材のニットワンピは、さらっと1枚着るだけでシンプルさもありつつ、ワッフルの凸凹で野暮ったく見えません。

また、セットアップもおすすめです。ワッフル素材ならかっちりしすぎずほどよいきちんと感のあるスタイルに。

おわりに

いかがでしたか?
1枚持っているとロングシーズン使えてとっても便利なワッフル素材アイテム。
特徴とお手入れの方法をしっかりおさえて、お気に入りの1枚を見つけてくださいね。

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