コーディネートに欠かせないアイテムのひとつ「デニム」
コーデの定番として使いやすいアイテムだからいいなと思うものがあったらぜひワードローブへお迎えしたいものですが、いざこれだ！と思っておうちにお迎えしてみたら「ん？なんだかにおう？」なんて思われたことがあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はこのにおいの理由と軽減するために試してみるといいことをご紹介いたします。
目次
デニムのにおいの理由は？
デニムは染料で染められて作られています。デニムに使われる染料には特有のにおいがあり、デニムの特徴のひとつでもあります。
もともとデニムの染料には天然のインディゴが用いられていましたが、現在は主に合成の染料が使われており、比較的気軽に試しやすいような価格に作れたり一度にたくさん作りやすくなっていることから多くの方にお届け出来るようなデニムが増えています。
合成染料には特有の独特なにおいがあります。このにおいはデニムが出来上がるまでの過程である程度とれていくこともありますが、昨今の環境問題への取り組み等、時代の変化と共に仕上げの工程なども変わってきており、においが少し強く残るケースが多くなってきています。はじめて着用する時や、袋から出した時に強いにおいを感じる事があると思いますが、デニムを染める時に使用されている「合成染料」によるものが理由の一つにあげられます。
においが気になる時のお手入れ方法
ここからはにおいが気になるなと思った時に、においの軽減が期待できるお手入れ方法をご紹介いたします。
商品の品質表示を見て洗濯方法等の注意事項を確認してからお試しください。
そのアイテムにあった干し方やお洗濯の方法を確認してみましょう。
屋外で陰干しする
「においが気になるな…」という時に試してみるといいことが屋外で陰干ししてみるということです。
洗濯物を外で干すことは普通のお洗濯の時にも日光の効果や乾燥させることで消臭効果が期待できますが、デニムのにおいも外で陰干しし空気に触れさせることで少しずつにおいの軽減が期待できます。
お買い物後お洗濯すると返品や交換が出来なくなる場合が多いので、商品のタグをはずしたりお洗濯する方法を試してみたりする前に、まずは屋外での陰干しを試してみるのがおすすめです。
●やり方・方法
天気のいい日に風通しのよい日陰で陰干しに。
室内でなく屋外で陰干しにするのがおすすめです。
直射日光を長時間あてると変色する可能性があるため、干すときは陰干しにしてください。
重曹を使ってお洗濯する方法
重曹を使ってお洗濯を試してみるのもひとつの方法です。
生活のなかの色々な場面で登場機会がある重曹には消臭効果があり普通のお洗濯でも活用されることがあります。デニムのにおいも重曹を使ってお洗濯することでにおいが軽減することが期待できます。
●やり方・方法
▼洗濯機を使用する場合
・デニムと適量の重曹を洗濯機に入れます。
におい移りや色移りすることがあるのでお洗濯する時は他のものとは一緒にせずデニムだけでお洗濯してください。
・弱水流コースや手洗いコースなどでお洗濯します。
・風通しのよいところで陰干ししてしっかり乾かしてください。
▼手洗いする場合
・洗面器に40℃ほどのお湯を張ります。
・小さじ1杯ほどの重曹を溶かし、その中に衣類を30分ほどつけ置きします。
・脱水後は風通しのよいところで陰干ししてしっかり乾かしてください。
重曹は水に溶けにくく洗濯機のつまりの原因になる場合もあります。洗濯機によっては重曹が使えないこともあるので説明書等を確認しましょう。
また、デニムの素材によっても重曹を使えないものもあるので商品の品質表示・重曹の説明書きを、お洗濯の時は一緒に使う洗剤等の注意事項もよく確認しましょう。
お酢を使ってお洗濯する方法
お酢を使ってお洗濯を試してみるのもひとつの方法です。
色止めに効果があるとされるお酢には消臭効果もあり普通のお洗濯でも活用されることがあります。デニムのにおいもお酢を使ってお洗濯をすることでにおいが軽減することが期待できます。
●やり方・方法
お酢を使う時は穀物酢などの純粋なお酢を使用してください。
・デニムを洗濯機に入れて中性洗剤を入れます。
におい移りや色移りすることもあるのでお洗濯する時は他のものとは一緒にせずデニムだけでお洗濯してください。
・弱水流コースや手洗いコースなどでお洗濯します。
・すすぎの時にお酢を大さじ2杯くらい入れます。
・風通しのよいところで陰干ししてしっかり乾かしてください。
（重曹同様手洗いも可能です。）
お酢は塩素系漂白剤と一緒に使用することは絶対にやめましょう。
また、お洗濯の時は一緒に使う洗剤等の注意事項も確認しましょう。
おわりに
デニムのにおいの理由やにおいの軽減が期待できるお手入れ方法をご紹介いたしました。
においが気になる場合に収納する時は出来るだけ通気性をよくして、風通しのいいところに吊るして保管するのがおすすめです。
デニムは定番でコーディネートに欠かせないアイテムですよね。
においが気になったらご参考のひとつとして試してみてくださいね！
