洗濯をして乾いてみたら服がしわしわ…
せっかくのお洋服がしわくちゃになっていたらとても悲しいですよね。
例えば逆にシワのない白いシャツをパリッと着た時なんかはちょっと背筋が伸びる気持ちになりますよね。
シワがついたらアイロンがけとなりますが、家族が多い人はきっとアイロンがけの量も多くて大変。あと意外と1人暮らしの方でもたった1枚のアイロンがけの為にアイロンを準備して、とするのはちょっと大変ですよね。
そこで今回は、お洗濯の時からシワになるのを防ごうというもの。
洗濯物全般がシワになる原因から防ぎ方、シワになってしまった場合どうするかまでをご紹介いたします。
目次
どうしてシワを気にしなければいけないの?
シワについてお話しする前に、どうしてお洋服のシワをそんなに気にしなければいけないの?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お洋服がシワシワだと実は清潔感がなさそうとか、だらしがなさそうと思われることがあるんですよね。
それはお洋服をお手入れしていなさそうとか、お洋服を大事に扱っていなさそうという風に見えてしまうから。
普段は清潔感がないとか、だらしがないとかそんな事まったくなくても、たまたまついていたお洋服のシワで第一印象がそんな風になってしまったらかなしいですよね。
せっかく上手にコーディネート出来たらやっぱり自信を持ってお出かけしたいものです。
シワの防ぎ方を掴んでコーディネートをよりステキに見せていきましょう。
シワになる原因は?
防ぎ方をお伝えする前に、服がしわになる原因から知っておきましょう。
素材を確認
まずは素材です。
綿や麻などの天然繊維はしわになるものが多いです。
お洋服に付いている絵表示を見てそのアイテムがどんな素材で出来ているか確認してみるといいですね。
またそれ以外の素材でも洗濯の際の絞り方に注意するとよいものもあります。そういった注意するとよいアイテムにはお洋服に付いている繊維品ラベルに注意書きとしてアナウンスが入っている場合が多いです。
お洗濯する前に洗濯絵表示とともに一緒に確認してみるといいですね。
洗濯物の量をチェック
次は洗濯物の量も実はお洋服がお洗濯でシワになりやすくなるかどうかに関係しています。
これは少なすぎても多すぎてもしわになりやすくなります。少なすぎると洗濯物同士が洗濯機の中で絡まりやすくなり、しわになりやすくなります。
反対に多すぎると洗濯もの同士が擦れあってしまいやすく、これもしわになる原因になります。
絞りすぎに注意
そして洗濯物がしわになる原因として最も想像できそうなこと。それは「脱水」ですよね。
お洗濯の中で洗濯物の水気を切って絞るという工程なのでお洋服がぎゅぎゅっとなります。
脱水時間が長ければ長いほど、「洋服にシワをつける」という事になりかねないんですね。
さらにもう1つの理由は、洗濯機での洗濯が終了した後から干すまでの時間です。干すまでの間に脱水が終わったまま放置してしまう時間が長いとシワになりやすくなるので干すまでの時間にも注意が必要。
シワを防ぐには?
それではお洗濯の際にシワが出来るだけつかなくするための方法を見ていきましょう。
絡まりを防ぐ
まずはお洗濯前にする事としてシワにしたくない・シワになりやすいアイテムを洗濯ネットに入れます。
ネットに入れることで洗濯物同士がからまりあってシワになってしまうのを防ぎます。洗濯もの同士が絡まりあうのを防ぐという事は、1つのネットに対して1つのお洋服を入れるようにしましょう。たくさん入れてしまうと、せっかくネットに入れてもネットの中が小さめの洗濯槽になってしまうのでネットの中で結局絡まりあってしまうという事もあります。
1ネット、1アイテムを基本にネットを使っていきましょう。
またネットに入れたい衣類の大きさにあったネットの大きさを選ぶこともポイントです。
洗濯ネットに入れたのに思っていたよりも服がしわしわ、なんて経験のあるかたもいらっしゃると思います。服に対して大きすぎる洗濯ネットを使うと衣服がネットの中で動いてしまい、結果としてシワシワになってしまうなんてことも。
軽く畳んで入れた時にちょうどいい大きさのネットを選んでみてくださいね。
短時間で脱水を
いざ洗濯する際に気をつけるといい事。
洗濯機は大体は洗濯のコースによって自動で「洗濯・すすぎ・脱水」の時間が設定されていますよね。しわになりやすいお洋服やしわにしたくないお洋服をこのまま脱水まで終了させてしまうと脱水時間がちょっと長すぎてしまいます。
脱水を短くするという事がポイントです。設定されている時間をちょっと短く設定しなおして1度脱水します。終わったら洗濯ネットに入れたものを取り出して、その他の衣類だけでもう1度脱水だけ行います。
これなら脱水時間によって洗濯自体を分ける必要はないので種類によって何度も洗濯しなくてもすみますね。
干すまでの時間を短く
そして脱水が終わったらすぐ取り出しましょう。
ネットから取り出したら伸ばして軽く叩いてシワを少しでも伸ばしてから干していきましょう。
ワイシャツなどは肩の部分が太めのハンガーを使用するとシワが伸びるうえに型崩れもしにくくなります。
Tシャツなどはハンガーにかけると首の部分が伸びてしまったり、肩のところにハンガーの跡がついてしまう事があるので、逆さまにして吊るして干すか物干し竿にそのままかけると首が伸びにくくてよいですね。
それでもシワになってしまったら?
気をつけていてもしわになってしまったらどうするか。
霧吹きなどを使って1度軽く濡らしてもう1度乾かします。この時は軽く濡らしているだけなので洗濯をした時のように長時間干さなくても短時間で乾く場合が多いです。
エアコンの近くに干してあげたりすると乾きが早くなりそうですね。
夏だったら扇風機を当ててあげるというのもありですね。
他にもドライヤーで乾かしてあげるというのも〇。ただドライヤーを使う時はあまり近づけすぎないで上げてくださいね。
ドライヤーの温風で乾かしたら最後に冷風を当ててあげると〇。冷風を当てることで乾いてシワが取れた状態をより長く維持する事が出来ますよ。
おわりに
今回は洗濯じわを少しでも防ぐ方法についてお話しましたが、ここでおまけに1つ。
しわにはもう1つ種類がありますよね。
それは「着用ジワ」。お洋服を着ているうちについてしまうシワの事です。
この着用ジワは主に織物に起こりやすいのが特徴です。
セーターなどの編み物は糸をループにして絡めていくので、動きがある為折り曲げられても元に戻りやすく、また造りが立体的なのでシワになっても目立ちにくいのが特徴です。
それに対して織物はたて糸とよこ糸を組み込んで作られているので折り曲げられた時元に戻りにくくシワが目立ちやすいのです。
お洋服を着ているときに織られた状態が少しずつずれていく事が着用ジワの原因になります。生活をしていれば必ず動いたり立ったり座ったりするのでどうしたって着用ジワは出来てしまいますよね。トップスなら特によく動かす腕のまわり、ボトムスなら歩くと動く膝のまわりなど、また座ったり立ったりする時に動くお尻まわりなどはどうしてシワになってしまいがちですよね。シワ防止スプレーなどを上手に活用して着る前に着用ジワになりにくいようにしておくと1日楽しく過ごせてよいですね。
洗濯ジワ、ほんの少しいつもよりお洋服に手をかけてあげるだけでいつもより清々しい状態でお洋服が着られますね。
いつもよりちょっと手間かもしれないけれど、ほんの少し手をかけてあげるだけでお洋服を大事にすることにもつながるので、今までよりも長く大事に楽しめるのではないでしょうか?
お洗濯、シワのないきれいなお洋服をコーディネートした時を想像しながら楽しんでいきましょう!
シワのない真っ白いシャツは夏にぴったり!
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参考画像:e-zakkamaniastores