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卒園・卒業式や入園・入学式に、普段使いにもマルチで活躍!オケージョンスタイルに使えるアイテム【2024年春】

卒園・卒業式や入園・入学式シーズン。
特別なセレモニーだからこそ、きちんとした装いがしたいけれども、セレモニーだけにアイテムをそろえるのはなんだかもったいない。

普段使いもできて、オケージョンスタイリングにもおすすめのマルチに活躍するアイテムをご紹介していきます。

オケージョンとは

まずは、よく耳にする「オケージョン」についてのご説明から。

ファッションにおけるオケージョンとは『T・P・O』の『O』をさします。
「『T・P・O』にあわせた服装で」など、『T・P・O』は装いに深くかかわってきます。
ちなみに『T・P・O』のそれぞれの意味は

T:【Time】時間・時
P:【Place】場所
O:【Occasion】場合・シーン

こんな感じです。

オケージョンとは、日本では主に「行事・祭典・儀式」など、いつもよりも特別なシーンの事をさしています。
ファッション界隈でよく使われる「オケージョン」とは特別なシーンで着るアイテムの事をさし、オケージョンアイテムやオケージョンコーデなんていう使い方をされています。
先にあげた、卒園・卒業式や入園・入学式などのセレモニーや、結婚式や結婚式の二次会、授賞式やパーティーなどのセレモニーに着る洋服が「オケージョン」にあたります。

入園・入学式や卒園・卒業式のスタイリングの基本は「セミフォーマル」ですが、きちんとした中にも少しだけリラクシーなテイストをいれるのもニューノーマル時代にあった着こなしのひとつ。

簡単にフォーマルな装いをしたい場合はジャケットスタイルがおすすめです。スーツスタイルのようなカチッとした印象のものはもちろんですが、少しゆとりのあるジャケットにワイドパンツやテーパードパンツなどのパンツあわせのスタイリングも◎
セットアップでなくとも、素材感やカラーのトーンをあわせて、きれいめアイテムをセットアップ風にコーディネートしてもOKです。

スカートスタイルの場合は、膝丈のものを選びヌードカラーのストッキングにパンプスであわせましょう。
ヒールが苦手な場合は装飾の少なめなバレーシューズやレースアップシューズでも。
髪形は崩しすぎず、盛りすぎず。
アクセサリーなどの小物も、大ぶりなものは避け、パールなど上品さをアップするようなものをセレクトしましょう。

入園・入学式や卒園・卒業式のセレモニースタイルにおすすめのアイテム

ジャケット

ノーカラージャケットやテーラードジャケットなどは、デザインが入っているものを選べば、かっちりしすぎない印象のジャケットをセレクトするとこなれ感もアップして、普段使いもできるのでおすすめです。

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裾がフレアーになったノーカラージャケット。
スカートあわせでもパンツあわせでもOKで、中にハイゲージのニットをあわせると少しカジュアルな雰囲気に。
デザインが入っているから普段使いにデニムあわせなどもおすすめ。

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袖にコンシールファスナーが付いたテーラードジャケット。
普通にジャケットとしても着れますが、カジュアルあわせだったり少しモードにしたい時にはファスナーを開いて着用できる一枚。

トップス

タートルネック

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シンプルなタートルリブニットは、ベーシックカラーをそろえておくのがおすすめです。
ジャケットのインナーとして活躍してくれるので、白・黒・チャコール・ベージュなどがあると便利です。ゆったりしたものはカジュアル見えしてしまうので、体にフィットするものがおすすめ。コットン素材だと季節感がでないので、真夏以外のシーズンで活躍してくれます。

シャツ・ブラウス

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マットな光沢感のある素材のブラウスは、同色のスカートやパンツとあわせるとセレモニーで使えて便利です。上からジャケットを羽織ってもOKですし、もちろん一枚でも。
同じ素材でリボン等がついているものだと、デザイン性がありながらも派手見えしないのでおすすめです。
セレモニーだけでなく、普段使いもできるのもうれしいポイント。

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フリンジやシャギーなど素材の表面感のある素材のブラウスも、セレモニーシーンを華やかにしてくれるアイテム。
シアーやオーガンジーなど透け感のあるアイテムは、ブラウスの同色のインナーを着用するのがおすすめです。肌寒い時期などは、薄手のタートルネックをインナーにしても。

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トラッドなテイストがお好きな方は、マルチストライプのシャツがおすすめ。
つるんとした表面感のものをチョイスすれば、カーディガンやジャケットのインナー使いでアクセントにもなります。また、ジャケットを脱いだ時も「きちんと感」が持続します。
シャツなどはカジュアル使いもできるので、一枚持っておくと便利なアイテムです。

シアーアイテム

トレンドのシアーアイテムもセレモニーを華やかに彩ってくれます。
ジャケットやニット、オールインワンなどの下にレイヤードして、肌の露出を押さえて着用しましょう。

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パンツ・スカート

きれいめ素材のテーパードパンツは、ジャケットなどとあわせればセミフォーマルな装いでも活躍するパンツです。
もちろんカジュアル使いもできるので、とってもおすすめなアイテム。

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ジャケットとセットアップのパンツも、アイボリーやブラックなどのカラーをチョイスすると、オフィススタイリングやちょっときれいな装いが必要な時にも活躍します。

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細身のパンツやスカートが苦手な方は、ゆるっときれいにはけるきれいめ素材のワイドパンツもおすすめです。
ストンとしたシルエットの少し長めのジャケットとあわせていただくとリラクシー感漂うセミフォーマルスタイルに。

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ミモレ丈のきれいめニットスカートはジャケットやカーディガンあわせるとセミフォーマルなテイストになるので、セレモニーでも使えるアイテム。
リブニットでプリーツ感を表現したスカートだとよりきちんと見えするのでおすすめです。

ワンピース

一枚で簡単にまとまるのが、ワンピーススタイリング。
「ハレの日」にマルチで使えるワンピースや、普段使いもできるアイテムを一枚持っておくと便利です。

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結婚式にも使えるようなオケージョンワンピースは一枚持っておくといろいろなシーンで使えて便利です。
学校などの式典には、ジャケットを羽織っていきましょう。
結婚式の時は一枚でも。
その他「少しきれいめにしたい」時に使えます。

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一枚で簡単にまとまるのが、ワンピーススタイリング。
普段使いもできそうな形ですが、素材感がきれいめなものだとセレモニーにも使えます。セレモニーの時は、パンプスあわせするとキレイ見えします。
いわゆる「オケージョン」はちょっと苦手な方におすすめです。

おすすめのカラー

入園・入学式には少し淡いカラーのものを、卒園・卒業式には濃色のものを選ぶといいといわれていますが、そこはお好みです。
自分が似合うカラーで問題ありませんが、派手すぎるカラーは厳かな雰囲気にそぐわないので避けるのがベター。
カラーをチョイスする際は、ペールトーンやニュアンスカラーなどの淡いカラーがおすすめです。

【おまけ】結婚式のドレスコードについて

学校行事などのセレモニースタイルよりも華やかにしたいのが結婚式の装いです。
レース素材や、柄物のワンピースなど1枚で着こなせるアイテムで、艶のある素材感をセレクトするのがおすすめです。
きちんとしたフォーマル感が必要な場所であれば、着物などの和装や、ボレロやジャケットを羽織るのも。
もちろんパンツスタイルでもOK。その際も少し艶のある素材感のアイテムをセレクトするのがおすすめ。

ちなみに、露出が多いドレスや、白はNGです。
足元もブーツやサンダルはNG。ヌードカラーのストッキングにパンプスをあわせるようにしましょう。
ヒールが苦手な人は、クラシカルなレースアップシューズなどでも。
その際は靴のテイストに合わせたスタイリングにするときれいにまとめられます。

バッグや小物は小ぶりのものをセレクトしましょう。
ファーやキャラクターモチーフ、ロゴ物などはNG。

最近はカジュアルな結婚式も多いため、式場のテイストや新郎新婦さんの雰囲気にあわせてチョイスするのがおすすめです。

おわりに

社会情勢によりトレンドや最適だといわれるアイテムも変化してきている昨今。
今回は入学式や卒業式などのドレスコードや、今回は普段使いもできてオケージョンスタイリングにも使えるアイテムを中心にご紹介しました。

最後にもう一つだけ。
季節的には春に行われることが多い、入学式や卒業式ですが、気温はまだまだ低めです。
地域にもよると思いますが、式典中はアウターを羽織らない方がいいとされています。暖かいインナーやひざ掛けなどでぜひ「寒さ対策」を!

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