卒園・卒業式や入園・入学式シーズン。
特別なセレモニーだからこそ、きちんとした装いがしたいけれども、セレモニーだけにアイテムをそろえるのはなんだかもったいない。
普段使いもできて、オケージョンスタイリングにもおすすめのマルチに活躍するアイテムをご紹介していきます。
目次
オケージョンとは
まずは、よく耳にする「オケージョン」についてのご説明から。
ファッションにおけるオケージョンとは『T・P・O』の『O』をさします。
「『T・P・O』にあわせた服装で」など、『T・P・O』は装いに深くかかわってきます。
ちなみに『T・P・O』のそれぞれの意味は
T:【Time】時間・時
P:【Place】場所
O:【Occasion】場合・シーン
こんな感じです。
オケージョンとは、日本では主に「行事・祭典・儀式」など、いつもよりも特別なシーンの事をさしています。
ファッション界隈でよく使われる「オケージョン」とは特別なシーンで着るアイテムの事をさし、オケージョンアイテムやオケージョンコーデなんていう使い方をされています。
先にあげた、卒園・卒業式や入園・入学式などのセレモニーや、結婚式や結婚式の二次会、授賞式やパーティーなどのセレモニーに着る洋服が「オケージョン」にあたります。
入園・入学式や卒園・卒業式のセレモニースタイル
入園・入学式や卒園・卒業式のスタイリングの基本は「セミフォーマル」ですが、きちんとした中にも少しだけリラクシーなテイストをいれるのもニューノーマル時代にあった着こなしのひとつ。
簡単にフォーマルな装いをしたい場合はジャケットスタイルがおすすめです。スーツスタイルのようなカチッとした印象のものはもちろんですが、少しゆとりのあるジャケットにワイドパンツやテーパードパンツなどのパンツあわせのスタイリングも◎
セットアップでなくとも、素材感やカラーのトーンをあわせて、きれいめアイテムをセットアップ風にコーディネートしてもOKです。
スカートスタイルの場合は、膝丈のものを選びヌードカラーのストッキングにパンプスであわせましょう。
ヒールが苦手な場合は装飾の少なめなバレーシューズやレースアップシューズでも。
髪形は崩しすぎず、盛りすぎず。
アクセサリーなどの小物も、大ぶりなものは避け、パールなど上品さをアップするようなものをセレクトしましょう。
入園・入学式や卒園・卒業式のセレモニースタイルにおすすめのアイテム
ジャケット
ノーカラージャケットなどかっちりしすぎない印象のジャケットをセレクトすると、スッキリとした印象になるだけでなく、普段使いもできるのでおすすめです。
シャツ・ブラウス

ピンタックなどのデザインが入ったブラウスを、インしてジャケットやカーディガンと合わせても。
セレモニーだけでなく普段使いもできて、便利に使えます。

つるっとした素材感の落ち着いた色味のブラウスも、セレモニーシーンを華やかにしてくれるアイテム。
柄物のブラウスを選ぶ時はブラウスの色味にあわせたボトムを選ぶとまとめやすいです。
パンツ・スカート

きれいめ素材のテーパードパンツは、ジャケットなどとあわせればセミフォーマルな装いでも活躍するパンツです。
もちろんカジュアル使いもできるので、とってもおすすめなアイテム。

細身のパンツやスカートが苦手な方は、ゆるっときれいにはけるきれいめ素材のワイドパンツもおすすめです。
ストンとしたシルエットの少し長めのジャケットとあわせていただくとリラクシー感漂うセミフォーマルスタイルに。

光沢感があり艶のある素材感のあまり広がりすぎないシルエットのスカートをトラッドなテイストでジャケット+ローファー等であわせるのも◎
個性的なスタイリングにはなりますが、クラシカルなテイストがお好きな方にはおすすめです。
ワンピース

一枚で簡単にまとまるのが、ワンピーススタイリング。
主役はお子様なので、目立ちすぎないように無地のワンピースを選ぶのがおすすめです。
プリーツ加工が施されたワンピースなどは、無地ながら華やかな印象も。
デニムのボトムとのレイヤードスタイリングでカジュアルに普段使いもできるアイテムです。
おすすめのカラー
入園・入学式には少し淡いカラーのものを、卒園・卒業式には濃色のものを選ぶといいといわれていますが、そこはお好みです。
自分が似合うカラーで問題ありませんが、派手すぎるカラーは厳かな雰囲気にそぐわないので避けるのがベター。
カラーをチョイスする際は、ペールトーンやニュアンスカラーなどの淡いカラーがおすすめです。
【おまけ】結婚式のドレスコードについて
学校行事などのセレモニースタイルよりも華やかにしたいのが結婚式の装いです。
レース素材や、柄物のワンピースなど1枚で着こなせるアイテムで、艶のある素材感をセレクトするのがおすすめです。
きちんとしたフォーマル感が必要な場所であれば、着物などの和装や、ボレロやジャケットを羽織るのも。
もちろんパンツスタイルでもOK。その際も少し艶のある素材感のアイテムをセレクトするのがおすすめ。
ちなみに、露出が多いドレスや、白はNGです。
足元もブーツやサンダルはNG。ヌードカラーのストッキングにパンプスをあわせるようにしましょう。
ヒールが苦手な人は、クラシカルなレースアップシューズなどでも。
その際は靴のテイストに合わせたスタイリングにするときれいにまとめられます。
バッグや小物は小ぶりのものをセレクトしましょう。
ファーやキャラクターモチーフ、ロゴ物などはNG。
最近はカジュアルな結婚式も多いため、式場のテイストや新郎新婦さんの雰囲気にあわせてチョイスするのがおすすめです。
おわりに
社会情勢によりトレンドや最適だといわれるアイテムも変化してきている昨今。
今回は入学式や卒業式などのドレスコードや、今回は普段使いもできてオケージョンスタイリングにも使えるアイテムを中心にご紹介しました。
最後にもう一つだけ。
季節的には春に行われることが多い、入学式や卒業式ですが、気温はまだまだ低めです。
地域にもよると思いますが、式典中はアウターを羽織らない方がいいとされています。暖かいインナーやひざ掛けなどでぜひ「寒さ対策」を!