10代20代と若い時からずっとカジュアル服で過ごしてきたわたしが30代、40代で困ったのがこの『よそ行き』で着ていく洋服選びです。
フォーマルならまだしも、ちょっとお出かけという中途半端とも言えるよそいき服というのがとてつもなくハードルが高い。
いつも着ないテイストがゆえに、結局下から上まで揃えなくてはなりません。そこで、極力いつもの自分のままで無理をせず、周りから浮かずに(たぶんですけど)乗り切ったかをお話ししていきます。
(なぜかこの話題はファッションの仕事をしているわたしの元によくくるネタです。困っているひとが多いのかなぁ)
目次
無理をしないではじめよう。
足元はエナメルでガラリとフォーマル感を。
スカートをほぼ穿かないわたしにとって、よそいき服ってとてつもなく高い壁でした。まずハイヒールを履かない(履けない)ですので、買ったところでその日しか使うことはない。しかも、家を出て10歩もすればかかとの皮はめくれ大惨事となり、帰りにスニーカーを買って帰らなければ歩くこともできない状態に。それでも自分の足に合うヒールを何足も買っては下駄箱の肥やしとなってしまっていました(先日メルカリで売りましたw)
そもそも、スニーカーやブーツしか履かないわたしががんばって履く必要があるのかね?と。よそいき=ハイヒール?と疑問を持ち始めて『ハイヒールを履かないよそいき』を目指しました。
まず、足元はエナメルを選びましょう。
形はバレエシューズでもレースアップシューズでもいいと思います。
エナメルは革製品などがNGなフォーマルな場面で使われるアイテムですので、足元がエナメルに変えるだけでググッときれいな雰囲気が作り出せます。逆にどれだけきれい目でコーディネートしても足元がスニーカーシューズだとカジュアルダウンされてしまいますので、小物使いでキチンとした見え方を出すのがポイントです。
ボトムスにはハリのある素材感を
次にボトムスは、手持ちのコットンパンツやリネンパンツでも少しハリ感のあるものであれば合わせてみてください。もちろんスカートでもOKですが、普段使いのスカートはなかなかよそ行き感を出すのが難しいですのでパンツスタイルから始めてみましょう。
ものすごくカジュアルですが、このくらいの幅のベイカーパンツは合わせる靴によってきれいめを演出できるのでオススメです(色はベージュを選びましょう。カーキはよりカジュアルダウンして見えてしまいます)
ハリ感のあるチノ生地のパンツはトラッドファッションの代表格。
カジュアルに着こなされることが多いですが、米国の伝統的なファッション(トラディショナルスタイル)にも取り入れられるアイテムですので、うまくコーディネートすると品のある着こなしが手に入ります。
トップスは普段使いもできるノーカラージャケットを
そしてトップス。
ジャケットを羽織るのであればボートネックのポンチ素材(厚みのあるカットソー)のカットソーを中に入れてもいいしですし丸襟や小さめの襟のブラウスがオススメ。襟の大きなシャツやキリッとした襟元が似合うひとはそれでもいいのだけど、普段Tシャツばかり着ているカジュアル信者にはこれがまた鉄壁のように越えられないハードルとなります。
ジャケットはノーカラーを。
テーラードが似合えばいいのですが、何度チャレンジしてもしっくりこなかった人にはノーカラーをオススメします。
普段にジーパンやカバーオールみたいなカジュアルにも使いまわせる良さがこの形のジャケットにはあり、タンスの肥やしになりにくいのがいいですよね。
今までカジュアルオンリーな女性ほどかっちりしたアイテムを嫌厭しがちですが、ほどよくカジュアルにもジャケットを合わせていくと少しだけきれい目にしていかなければならない時にもどうしようかと頭を悩ませなくても良くなります。
後はきちんとした革のバッグをひとつ。
パールのピアスやイヤリングを耳元に使えば、場違いなカジュアル感を抑えて自分らしいよそ行き服の完成です。
おわりに
いかがでしょうか?
その日だけ我慢していればいいやと諦めていたあの日が『楽しい一日』になりますように、願いを込めてわたし流の着こなしをおくります。
参考画像:e-zakkamaniastores