「・・・コーディネートがなんかちょっときまらない」
そんな時はもしかしたらシルエットを見直したらがらっと印象がかわるかも。トップスやボトムを変えるだけでいつものコーディネートがちょっと変わったら・・・!
シルエットの基本を抑えてコーディネート上手を目指そう!!
今回は「A」ラインシルエットについて。
目次
Aラインシルエットとその視覚的効果
Aラインシルエットとは、Aというアルファベットのように足元にいくにつれて広がっていくシルエットのことをさします。
足元にボリュームを作り重さを下に持ってくるというシルエットですね。
Aラインシルエットの特徴を説明するときにまず私があげるのはそのシルエットが持つ「視覚的錯覚効果」のこと。
錯覚や錯視ともいわれるものですよね。
下の画像をみてみてください。
a(縦)とb(横)は同じ太さ・長さだけれどもa(縦)の方が長く見えるという錯覚が起こるというのがフィック錯視と呼ばれる視覚的錯覚のことです。
Aラインシルエットはこれを応用したシルエットのことです。
『Aのラインをつくれば自然と「縦」が強調される』という視覚的錯覚がうまれるということなんですよね。
Aラインシルエットが似合う体型
体型により似合うシルエット、そしてその逆に似合わないシルエットというものがあります。
Aラインシルエットですが、実はどんな体型の人も似あう優秀シルエットなんです。
しいてNGな体型の方を挙げるとすれば高身長の方。
なぜかというとそれは前述したフィック錯視による縦が強調されるという特徴。「なるべく背を低く見せたい」そう思う方にはあまりお勧めはできないのだが、それ以外の方にはとってもおススメなシルエット。
特におススメしたい体型の方
・肩幅が広い方
・腰から太ももにかけての張りが気になる方
気になる部分をファジーにする効果があり、とってもおススメ。
・小柄な方
小柄な方は「下にボリュームがでると余計に小さく見えてしまうかも」とAラインシルエットを敬遠しがち。
でも小物で視点を上にずらしてあげるとフィック錯視と相まってスラっと見えること間違いなしなシルエットなんです。
小柄さんはこちらの記事も参考にしてみてください。
Aラインシルエットの作り方
Aラインシルエットを作るコツはコンパクトなトップスにワイドやフレアなボトムを合わせて足元にボリュームを作ること。
コンパクトといってもなにもぴったりしたものを身にまとえというわけではありません。
一番簡単なのはもちろんぴったりとしたトップスですが、ちょっとワイド気味なトップスでも丈や幅や着方に気を付ければ簡単にAラインシルエットが作れます。
丈の長めのワイドトップスはインしてブラウジングが基本
Aラインのシルエットを作るとき重要なのはトップスとボトムにメリハリをつけること。
ゆるっとトップスとゆるっとボトムでもきちんとオンとオフを作ってあげましょう。
ゆるいワイドなトップスはもちろんトレンドというのもありますが、体型隠しの強い味方。
ゆるめのトップスがクローゼットの中にある人は多いはず。
ワイドなトップスをAラインシルエットで使いたい場合はウエストインしてブラウジングしてあげてください。
ウエスト部分がそこまで気にならないようであれば全部インでもOK。
ちょっと脇腹がきになってなかなかインにチャレンジできないな~という方は前だけインをすると〇
きちんとメリハリを作ってあげるとお手持ちのワイドトップスもコンパクトなイメージで使うことができます。
また例えば膝丈のスカートなんかとあわせると「A」ではなく「X」のシルエットになってしまうため、足元にボリュームを出すためにひざ下丈以上の長さがあるスカートをチョイスしてみて。
ワンピースで作る簡単Aラインシルエット
もっと簡単にAラインシルエットを作りたい場合はワンピースなど一枚で完結するアイテムに仕事をしてもらいましょう。
丈はやっぱりひざ下以上の丈感のものをチョイスすると◎
また、ワンピースだけではありませんがバランスのカギを握っているのは足元です。
足元はあまり軽さを出さない方がバランスがとりやすいので、フラットなものかヒールでもウェッジソールのようなちょっと重さがあるものを選ぶと全体のテイストもバランスもとりやすくなります。
おわりに
たかがシルエット、されどシルエット。
シルエットを変えると『テイスト』や『イメージ』も簡単に変えることができます。
「いつもおんなじコーディネートになってしまう・・・」
そんな時はいつもと違うシルエットにチャレンジしてみると新しい自分に出会えるかも。
今回はAラインシルエットをご紹介。ちょっとしたコツだけで簡単にイメージチェンジ!
是非トライしてみてくださいね。