2024年春夏から再流行の兆しを見せている「フリンジデザイン」。
素材やアイテムによりいろいろなテイストであわせられる、注目のデザインディティールです。
今回は、2024年秋冬も引き続きトレンドになるフリンジデザイン。
クラフト感やヴィンテージ感が楽しめるものから、デコラティブな印象を与えるデザインまで、幅広く使われているフリンジデザインを素材別・アイテム別にご紹介いたします。
目次
フリンジとは
フリンジは英語で「fringe」と書き、糸や紐を垂らした「房飾り」のことを言います。
身近なフリンジは、マフラーやショールの両端に用いられているもの。
もともとは、布の端の糸が解けないようにするための糸処理のひとつだといわれていますが、現在はストールやバッグをはじめ、シャツやニットなどのデザイン(装飾)としても用いられています。
洋服に用いられている代表的なアイテムとしては、ウエスタンシャツの袖や胸元に施されたフリンジが思い浮かぶはず。
その後、70年代に台頭したヒッピーファッションでも流行ったデザインです。
ヴィンテージ感を楽しめるフリンジデザイン
デニム素材や厚手のチノなどに入るフリンジデザインは、カットオフをフリンジで表したものが多く、着るだけでヴィンテージ感を手軽に楽しめるのが特徴で、コーディネートに馴染みやすく取り入れやすいアイテムです。
切替部分にフリンジデザインを施したものや、裾にフリンジデザインを入れたカットオフテイストのものなどが代表的です。
コーディネートにクラフト感やヴィンテージ感を取り入れたい時におすすめです。
柄として楽しめるフリンジデザイン
袖口や裾などに施されていたりするものが多かったフリンジデザインですが、ここ最近は、生地全体に柄として施されていたりするデザインがトレンドに。
甘すぎずきれいめにも着れる素材感に施されることが多い柄としてのフリンジデザインは、同色のフリンジデザインのものをチョイスすると、簡単にコーディネートにプラスでき、いつものスタイリングを華やかに彩ってくれるのでおすすめです。
素材と共に自然に楽しめるフリンジデザイン
クラシカルなテイストのツイードアイテムは素材感と相まって自然なフリンジ感を楽しめる素材です。
素材の特徴を活かしたフリンジデザインは、気負いなく着こなすことができます。
ジャケットやスカートなどのフリンジデザインが施されているアイテムは着るだけで「こなれ感」を纏えます。
コーディネート
フリンジといえばやっぱりデニム生地ですよね。
Tシャツやスウェットと合わせるだけでもヴィンテージ感あふれるコーデに。
チェックシャツなどをあわせたアメカジミックスコーデにも、遊び心をプラスしてくれます。
柄に施されたフリンジデザインの甘めなブラウスは、サロペットやデニムなどのカジュアルなコーデに羽織るだけで、簡単にレディーライクなテイストを作ってくれます。
全体にフリンジデザインで柄が施されているキャミワンピース。
キャミワンピは、夏はタンクトップやシアーカットソー、冬はタートルネックなど季節によっていろいろな楽しみ方ができます。
また主役になるアイテムなので、インナーがシンプルでも簡単に「オトナ可愛い」を演出できます。
裾とラップデザインの端に入ったフリンジデザインがかわいいラップスカート。
トップスにカジュアルなスウェットやニットなどを合わせていただくと、甘さも辛さも入った大人っぽさが楽しめる着こなしに。
おわりに
生地感や合わせ方でもイメージが変わってくるフリンジデザイン。
コーデにもう少しアクセントを加えたいときにはぴったりのデザインです。
是非お気に入りの「フリンジデザイン」アイテムを見つけて、お楽しみください。