レイヤードが存分に楽しめる、秋冬。
お出かけする時に一番外に着る事になるアウターは秋冬のコーディネートに欠かせないアイテムです。
きれいめコートもいいけれど、カジュアルテイストのアウターは気軽に着れるから普段のコーディネートに取り入れやすいアウターです。
カジュアルなアウターを「大人っぽく着る」ためのアウターの着こなしをご紹介します。
らくちんに着れるカジュアルアウターを『大人カジュアル』に。
目次
大人カジュアルにコーディネートをまとめるコツ
大人カジュアルにコーディネートをまとめるのは実はとっても簡単です。
・色数
・アイテムの数
・テイストのバランス(素材やアイテムのテイスト等)
・肌の露出のバランス
・小物の使い方
これらの全てを網羅する必要はなく、上記のいくつかにフォーカスしてコーディネートすればOK。
今回はアウターあわせのコーディネートをあげながら、ポイントを解説していきます。
カジュアルなアウターはドレスアップアイテムをプラスして
カジュアルなテイストのアウターを着るときに気を付けたいのは「カジュアルさときれいめの」分量。
アウター・インナー・ボトム・靴・バッグやアクセサリーなどの小物、これらを全てカジュアルなテイストであわせてしまうと、子供っぽさが際立ってしまうことも。
もちろん、緻密にバランスを取りながらコーディネートすればOKですが、なかなか難しいですよね。
実際にコーディネート例を見ながら、大人カジュアルにおすすめなポイントを解説していきます。
MA-1ジャケット
ワークテイストやカジュアルなテイストが強い「MA-1ジャケット」
ロゴ物などカジュアルなアイテムとそのまま合わせてしまうと、少年ぽさが際立ってしまい『なんかしっくりこない』となってしまうこともしばしばです。
こちらのコーディネートのポイントになるのは以下。
・色数
・全体のシルエット
・カジュアルアイテムの分量
■色数
コーディネート全体で使うカラーを定番カラーでまとめて3色までにすることで、カラーですっきり感を出すことができます。
こちらのコーディネートは、ブラック(ジャケットと帽子とTシャツのロゴカラー)・ネイビー(ストライプシャツとデニムボトム)・ホワイト(Tシャツのボディーカラーとストライプシャツ)の3色使い。
バックや靴のカラーは一番色の分量が多いブラックで統一してあげると、さらにスッキリ見えします。
■全体のシルエット
ゆるっとしたシルエットのアイテムでまとめることで、全体のシルエットがまとまります。
ゆったりとしたサイジングでシルエットにデザインが入ったこちらのMA-1は、全体を『I』のシルエットでまとめるとスッキリ見えします。
パンツあわせでなければ、Iラインのロングスカートやストンとしたシルエットのニットワンピースなどをあわせても◎
■カジュアルアイテムの分量
カジュアルテイストに、ブラウスで「きれいめ」をプラスしたコーディネート。
きれいめアイテムをプラスすることで、カジュアルなコーディネートを1段階ドレスアップさせます。
ここに前述した色数や色味の統一や、シルエットの大人具合もプラスされるので、カジュアルメインでもガチャガチャした感じがなく、ぬけ感たっぷりの大人カジュアルが完成します。
マウンテンパーカー
マウンテンパーカーもカジュアルなアウターのひとつです。
シルエットや長さによっても着こなしは変わってきますが、今回は大人に取り入れやすいロング丈のマウンテンパーカーを使ったコーディネートとそのポイントをご紹介します。
ポイントになるのは以下。
・色数と色のテイスト
・テイストミックスとそのバランス
・小物使い
outer:ロングシルエット マウンテンパーカー
■色数と色のテイスト
コーディネート全体で使うカラーを定番カラー2色でまとめて差し色を1色さしたコーディネート。
カーキはカジュアルなテイストが強めのカラーですが、ブラックのワンピースをベースに赤の差し色を入れることで、カーキのカジュアル感が中和されています。
濃色を差し色で引き締めるといったイメージ。
■テイストミックスとそのバランス
カジュアルなテイストのアウターは一番外に着るものだからどうしても分量が多くなります。
そんな時はインナーのテイストを思いっきりレディーライクにするのがおすすめです。
こちらのコーディネートは、アウターを脱いだら黒のV開きのワンピースと赤のタートルネック。
後述しますが、靴小物もレディーライクなテイストのものであわせています。
カジュアル×レディーライクなテイストミックススタイルで、大人感がアップします。
■小物使い
コーディネートのバランスをとるのに欠かせない小物。
小物のテイストをインナーと合わせる事で、全体の統一感が生まれます。
チョイスしたいのは、キャンバス地のトートバッグなどではなく小ぶりで女性らしいバッグと、ブーツ。
小物のカラーはアウターを脱いだ時に分量が多くなるワンピースにあわせましょう。
キルティングジャケット
キルティングアウターはロング丈のものやビックシルエットのキルティングアウターもいいけれど一枚持っていると便利なのがショート丈のジャケットタイプ。
定番のジャケットタイプを選ぶと「きちんと感」がコーディネートにプラスできます。
襟が付いていてもノーカラーのものでもOKです。
キルティングジャケットをあわせるときのポイントは以下。
・アイテムで「テイスト」を調節
・差し色でメリハリを
・スッキリ見えるシルエット
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outer:サニーヒート インナージャケット
■アイテムでテイストを調節
キルティングジャケットの「きちんと感」にブラウスと靴で「きちんと感」をプラスしたコーディネート。
リラックス感あるワンピースに定番アイテムをプラスすることで「トラッドカジュアル」なスタイリングに。
■差し色でメリハリを
濃色メインのコーディネートなので、白を効かせるとメリハリのある着こなしに。
全体的にブラックの割合が多いコーディネートに「きちんと感」をプラスするブラウスは濃色のネイビーとホワイトのストライプとホワイトの靴下をセレクトして差し色にしています。
こちらもコーディネート全体で使う色数は抑えめにすると大人感がアップします。
■スッキリ見えるシルエット
足元にボリュームを持ってくるAラインのシルエットではなく、ショート丈のジャケットのすっきりさをいかした「Iライン」のシルエットにすることで、ゆるりと着れるアイテムながらコーディネート全体が引き締まって見えます。
レイヤードスタイリングはアイテムが多くなるため、カジュアルになりすぎる場合も。
そんな時は色数はもちろんですが、シルエットで調節してあげるとすっきりとまとまります。
おわりに
カジュアルテイストが強めのアウターを、大人カジュアルに着こなすコーディネートのポイントを解説しました。
カジュアルの分量や色数、シルエットに気を付ければラクチンに大人カジュアルを楽しむことができます。
今回は一例ではありますが、お好きなテイストでいろいろなコーディネートを楽しんでくださいね。