簡単に抜け感が出せる『アンクル丈』
わざわざアンクル丈のパンツを買わずとも、今あるボトムで簡単に『抜け感』を出すことができる奥義を今回はご紹介。
その奥義の名は【ロールアップ】
基本的にロールアップをするとカジュアルテイストが足されます。
それはロールアップ自体が『着崩す』というテクニックの一つだから。
昨今のファッションのトレンドで『着崩す』は『抜け感』につながる重要な部分。
手持ちのパンツを抜け感あるアンクル丈にアップデートして楽しんでみましょう!
それでは実際にロールアップをするときに気をつけたいポイントとテイスト別のロールアップ方法を抑えていきましょう。
目次
丈を決める(どこまでロールアップするのかを決める)
ロールアップをするときに重要になるのは『丈感』
トップスや靴の雰囲気によっても若干変わってはくるもののどこまで脚を出すのかというのは重要なポイントになってきます。
簡単に抜け感を出すために推奨するのはくるぶしから指4本ほどの丈感。
言い換えると『ふくらはぎが始まりそうで始まらないところ』
人間の脚の形状的にも一番細くなっている部分は足首。
一番細い箇所を出すことによりほっそり見えるという効果も。
躊躇せずにがっつりと出してしまうのがオススメ。
テイスト別ロールアップ
どんな印象がいいのか、また、どんなTPOなのかによってロールアップの形式が変わってきます。
テイスト別にロールしていきましょう。
カジュアルロール
カジュアルなテイストを出したいときは、できるだけラフにロールアップするのがオススメ。
これをカジュアルロールと名づけよう。
ただ無心に巻くのだ。
それも割と雑でかまわない。
無造作に。そう無造作に。
チノパンやダメージデニムなど、カジュアルな雰囲気のボトムのときはこのカジュアルロールが最適。
また、前述したがこのカジュアルロールは『カジュアルなテイスト』を出したいときに使うと◎
例えば、きれいめなシャツをカジュアルに着こなしたいときなどに大活躍してくれる。
ニュアンス的にはクルクル巻くというイメージで。
おりこうロール
ちょっとかしこまったテイストを出したい場合はキチンとロールアップのおりこうロールがオススメ。
細くロールアップしたいときは裾の縫い目に合わせてきれいに折っていくとキレイに折ることができます。
おりこうロールの折り目の幅は裾の縫い幅がオススメですが、縫い目よりももう少し幅をとりたい場合は好きな幅の部分で一度折り、テーブルの角などにこすり付けてあらかじめ折り目をつけておくと決まりやすくなります。
ただ、幅としては3cmくらいが限界。
あまり広く取ると野暮ったくなってしまうので注意。
例えばワンウォッシュのデニムや細身のボトムなどちょっときちんとした雰囲気のボトムのときはこのおりこうロールが最適。
ダメージデニムやUSEDや加工が入ったデニムをシャツなんかであわせてちょっとシャキッとした印象にしたいときなどにしても◎
また、靴によっても印象が変わるので、ウイングチップやオックスフォードシューズ、ローファーなどかしこまったテイストの靴とあわせるときはこのおりこうちゃんロールでロールアップしよう。
ニュアンス的には巻くというよりもパタパタと折るイメージで。
大人ロール(女子ロール)
巻かずに見せたい部分まで一気に折り曲げてしまうのがこの大人ロール。
パンプスやバレーシューズなど、女子っぽい足元の時に推奨したいのがこの方法。
同じボトムでも一気に見え方が変わります。
この大人ロールは、全体的なテイストを『大人っぽく』『女子っぽく』するのに非常に有効。
シャツはシャツでも抜け感のある「襟抜き」やレース物などにあわせるときは大人ロールでいこう。
またこの大人ロールは表地と裏地のコントラストがきれいに出るのでちょっと細身のデニムでやるのが◎
他のボトムでやろうとすると逆に野暮ったくなってしまうので注意が必要。
ニュアンス的にも見た目的にも『決めたところまで折ってしまう』というイメージ。
この大人ロールですが、ワイドパンツなどの裾幅が広いボトムスですると落ちてくることがありますよね。落ちてきにくく大人ロールしやすいのは素材にハリのあるチノやデニム素材。ハリのある素材でロールアップしてみると大人ロールが落ちてきにくいのでせっかく作ったロールアップが落ちてきて台無し、なんて心配も減り〇。
おわりに
ロールアップをするとしないとでは印象がだいぶ変わってきます。
TPOにあわせたり、気分にあわせたり、靴下をあわせたり、テイストにあわせたり。
その時々でおなじみのボトムでも色々な表情で合わせることができます。
そうなれば、着こなしの幅もぐっと広がりますよね!
手持ちのボトムの簡単アップデート、是非試してみてください。