基礎・コツ

大人女子の甘辛コーデを「痛い」→「オシャレ」に変えるたった1つのコツ

アラサー、アラフォーになってかわいい服が着られなくなったという人は多いのではないでしょうか。
「痛いおばさんと思われたくない…」というのは女子の正直な心。それでもやっぱり女子だからフリルやレース、チュールが着たい!
今回は大人女子がかわいい服をいつまでも楽しむための【大人女子の為の甘辛コーデ】のコツをお届けいたします。

アラサーになると苦手になる理由

アラサーはなんとなくかわいいアイテムが似合わなくなった気がすると感じる方が多い時期。
アラサーって「around30」の略ですが、四捨五入して30歳になる25歳から34歳くらいの人、30歳の前後2歳で27歳くらいから32歳くらいの人、という風に言われていますよね。
要するに30代が見え始めた頃から、40代まではまだ少し時間がある、といった時期の事。
この時期は女性にとっては様々な変化がある時期ですよね。
ライフスタイルが変化し始める時期の人もいますし、仕事の内容や仕事場での立ち位置が変わる人も。もちろん変化は人それぞれではありますが、女性にとってそういった変化のある人が多い時期で、だんだん大人に見られる必要が出てくることが多くなる時期。また肌や体型にも変化が起こりやすく、今まで普通に着られていたものがなんだかしっくりこなくなる時期でもあります。

かわいいアイテムってちょっと「幼い・子どもっぽい」イメージがありますよね。アラサーになる前は何も気にならなかったフリルやレース・チュールといったガーリーな洋服たちは、アラサーになるにつれて変化し始める様々な女性の状況や身体的な変化によって、そのまま着たのでは「かわいく幼く」なりすぎてしまい、なんとなく似合わなくなってしまったと感じる原因になってしまうんですよね。

そうなると今まで可愛いアイテムを楽しんで着ていた人も、いつの間にか自分の好きなものを遠ざけて洋服を選んで着なければいけなくなるので、それまで好きだった洋服自体が嫌いだという気持ちが特になかった人でもいつの間にかファッション自体がつまらないもの・苦手なものになって行ってしまう人が多いんですよね。

けれどアラサーならではの【甘辛コーデ】のコツがわかれば自分の好きなアイテムやテイストを取り入れたまま洋服着続けられるので、ずっと洋服が好きでいられるからコツを知るってステキな事ですよね。

アラフォー・アラフィフになるともう一度訪れる変化

もう1つ、大人の【甘辛コーデ】のコツを知っておくといい事がアラサーを過ぎたころに訪れるんです。
それはアラフォー・アラフィフと呼ばれる年代になったころです。
アラフォーは40代前後の事、アラフィフは50代前後の事ですが、その頃になるともう一度【かわいい】と呼ばれるアイテムや色が必要になってくる場合があるんです。
アラサーの時よりもさらに生活や肌や体型に変化が訪れるアラフォー・アラフィフの頃になるとシンプルなものだけでコーディネートすると逆に地味に見えてしまい、老けてみえがちになる場合があります。もちろんテイストの好みにもよりけりではあるのでシンプルな雰囲気が変わらず好きな方はそのままでいいと思います。
けれどちょっとなんだか地味かもしれない…と感じ始め、何を着ても似合わないかもしれないと思い始めた女性にとってはシンプルなコーデの中にほんの少し「かわいい・甘い」とされるアイテムや雰囲気を足す事で若々しさがうまれるので、一度【甘辛】から遠のいてしまった人ももう一度着られるようになるといいんですよね。

これはわかりやすい例で言うと、年齢を重ねると「明るい色の服を着たほうがいい」と言いますが、顔周りに明るさを足したほうが若々しく感じられるようになりますよね。
これと同じことなんです。

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顔まわりに明るさをプラスして華やかに。

大人なってかわいいものを着るなら甘辛コーデな理由

どうして大人になってかわいいアイテムを着るなら甘辛コーデなのかという理由をお話しする前に、まずは【甘辛コーデ】とは何かを先にご説明します。

【甘辛ミックスコーデ】とも呼ばれますが、
甘い=女性らしさのあるアイテムや可愛らしさのあるアイテム

辛い=かっこいいアイテムやメンズライクなアイテム

この2つを合わせて作り出すコーディネートやスタイルの事を【甘辛コーデ】といいます。
雰囲気の異なるアイテム同士を上手に合わせる事で、それぞれのテイストの良さを取り入れたコーディネートを作ることが出来、オシャレ感がアップするするというものです。

では次は実際に甘いアイテムと辛いアイテムとはどんなものなのか。
甘いアイテムはレースやシフォンなどの印象が柔らかくなる素材やフリルなどの可愛らしさのあるものが主にあげられるアイテムです。
色の中では色合いにもよりますが、ピンクなどは可愛らしいイメージがありますよね。

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辛いアイテムはデニムやレザーなどはメンズっぽいイメージがありますよね。レザーで作られたライダースジャケットなどを思い浮かべるとわかりやすいですよね。
また色では黒などの濃い色合いはシャープな印象がありますよね。

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甘辛コーデは甘いものと甘いものを合わせないコーデだからアラサーやアラフォー、アラフィフになってから「甘い」「かわいい」と言われるアイテムを着るのに最適なんです。
甘いものと甘いものを合わせるとそれはもう甘々になり、子どもっぽい印象にもなりますし、可愛らしすぎる印象にもなります。
10代20代前半などの若いころはそれでOKな年代なのですが、アラサー以降になるとそれでは「痛い」となってしまいます。
甘いアイテムと甘いアイテムで合わせずに、甘いアイテムと辛いアイテムを合わせる事で甘すぎないちょうど良さがうまれますし、ミックスしたコーデはこなれ感がうまれるので大人こそ似合うスタイル。
だからこそ大人になってかわいいものを着るなら【甘辛コーデ】がおススメなんです。

甘辛コーデのコツ

それではようやく【大人が簡単に着こなす甘辛コーデのコツ】について。
前置きが長かったわりに、甘辛コーデのコツはたった1つしかありません。そしてここまででもうすでにお気づきの方も多いと思います。

かわいい・甘いアイテムや色は1つにする
これが大人が簡単に甘辛コーデを着こなすコツです。
アイテムが増えれば増えるほど可愛さ度合いは増していきます。そうなると着た時に自分の年齢とのギャップに戸惑ってしまい「やっぱりかわいい服はもう無理なんだ…」という意識がうまれ、結局着なくなってクローゼットにしまい込むことになってしまったり、最初から買わなくなってしまったりしてしまいます。コーディネートの中で一つにしておけば可愛さ度合いが上がりすぎることはなく、簡単に大人にとってちょうどよいかわいさを作ることが出来ます。

アイテムによって可愛さの度合いは異なるので、オトナの甘辛コーデに慣れてくればその度合いによって複数のアイテムを組み合わせることも出来るのですが、まずは一つからはじめてみると気がつけば当たり前に甘辛ミックスコーデを着こなす事が出来るようになるのでぜひ一つから試してみてくださいね。

また、一つにしておくことでステキな効果があります。
可愛いアイテムを1つにしておくと、そのアイテムがコーディネート全体のハズシになる効果があります。
ハズシが入ることで簡単にこなれコーデにする事が出来るので、オシャレ度がアップ。
1つにするだけでこなれた印象が作れればこんなに嬉しいことはありませんよね。

おススメ甘辛コーデ

最後におススメの甘辛コーデをご紹介致します。

blouse

総レースのブラウスにデニムのサロペットを合わせたコーディネート。
デニム素材は甘辛コーデにとって一番便利と言っても言い過ぎではないくらいのアイテムです。迷ったらデニムに合わせてみてください。カジュアルなアイテムのデニムは辛すぎる事という事もないちょうどよいアイテムだからテクニックいらずで合わせられるのでぜひ試してみてくださいね。

Frill

フリル襟がかわいいカットソーにマウンテンパーカーとデニムをコーディネート。マウンテンパーカーのようなカジュアルの代表なアイテムとフリルを合わせればちょうどよい甘さにしてくれます。
また、落ち着きのあるカラーを選ぶのもひとつの方法です。落ち着いたカラーがフリルなどのかわいさをやわらげてくれるから大人の甘辛コーデも簡単に。

pink

かわいい色を着たいけど、ちょっとハードルが高いなと思ったらボトムスで取り入れてみると案外すんなりと着ることが出来ます。
ピンクのスカートを落ち着いたベージュのブラウスとブラウンのシューズを合わせて落ち着いた大人の着こなしに。

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大人になるとなんだか着づらくなるチュールスカートもカジュアルなアイテムと合わせればコーデが簡単。
スウェットトップスにスニーカーを合わせることでチュールがハズシになり大人カジュアルなスタイルに。

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ガーリーな小花柄のワンピースはかわいいの代表アイテム。辛さの代表ブラックのライダースで合わせればガーリーではなくフェミニンなイメージになり大人感がアップします。ブーツもベレー帽も黒で合わせればスッキリ感も。

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フリル襟のチラ見せは簡単に取り入れやすいワンポイントテクニックです。デニムコーデをいつもとちょっと変えたいという人にもおススメ。

おわりに

可愛いアイテムが好きな女子にとって年齢を重ねたからと言って可愛いアイテムと離れてしまうのはとても悲しいことですよね。
甘辛コーデで自分の好きなアイテムを上手に取り入れて大人になってもかわいいアイテムを楽しみましょう。

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